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「日本の宝物」 カン ナン
中国出身。2003年来日。京都ピアノ技術専門学校を経て、
現在、東京工業大学工学部化学工学科3年に在学中。趣味は歌を歌うこととサッカー。
 
 

今までの三年間の留学生生活で、私は世間知らずの子供から異文化を理解できる大人になった。小学生の歴史教育のために、日本の国と国民のことを嫌った。しかし、戦後の何もなく自然資源が少ない日本は一体どんな力で今のアジアで一番発達している国になったでしょうか。その疑問を持ち、日本に来た。

やっと、日本は商戦で勝利の宝は二つあると分かった。
最初、町のきれいさと人間の礼儀正しさに驚いた。想像した怖い日本人と全然違い、礼儀が正しく、やさしかった、いつも心を温めてくれ、異国にいる私は日本でずっと頑張っていく勇気が胸に沸いた。特に今、奨学金をいただいて、勉強に集中できるようになり、ずっと日本の方にお世話になっている。日本に感謝の気持で毎日を送っている。

だんだん、日本は住めば住むほど好きになる国だということがわかった。生活の便利、仕事のやりやすい雰囲気、いつも回りの人に気配を配る気持などなど、それは全部日本が人間性的社会ということを証明している。誰でもそういう社会に生活するでしょ?ひょっとすると、それらは昔中国から渡ってきた礼儀でなければなんだろう?また、それは日本のサービス業の元だと考えられる。

市場経済が第一位の今日、お客様へのサービスは決定的な作用を発揮している。簡単な例で説明すると、もしあなたが洋服を買うときに二つの店がともにあなたがほしいものを持てば、あなたはどっちの店のもの買うだろう。言うべきもなく、もしお金がない時、安いほうを買う。もし同じ値段だったらサービスのいい店のを買う。もっと考えれば、高級な商品あるいは大事なものを買う時、値段とサービスはどっちが決定するだろう?日本の国内に、サービスの競争はどこでも見え、言葉遣いから動作まで全部「お客様は至上である」ということを表している。世界市場でも、「日本サービス一番」の評判があり、ほとんどの商家は日本にサービスしてほしい。だから、日本のサービス業は日本の経済を繁栄しているとは言え、その宝の一つは世界一のサービスである。

サービス業だけではいけなく、実業がないと経済の継続に発展はいけない。物づくりはもう一つの宝である。日本製品の精密は世界の消費者に誇られ、特に、電気製品はその極上な品質と洗練されたデザインで世界頂点を占領している。今、車も乗りやすいために世界の愛車者に好かれている。なぜ日本人はそんなに素晴らしい技術を持っているでしょうか?日本人は賢すぎるものではないか?そのものづくりの技術を学ぶために東京工業大学に入った。

その後やっと、この謎を解けた。日本は確かに素晴らしい技術を持っているが、それは日本勝利の鍵ではなく、仕事に対する真面目な態度こそ決定的な鍵だと思う。

仕事だけではなく、生活面でも日本人の真面目な態度に尊敬している。いつも何でもいい、いい加減な性格の私はその真面目な雰囲気と環境で、知らず知らずのうちにきちんとするようになっている。環境の影響はいかに大事だとわかった。日本は全国的にその真面目な雰囲気だから、真面目な国民性になり、世界中に評判されている。

この二つの宝は母国に持って帰りたくてならないが、簡単なものではない。早く強くなるようにきちんと勉強しなければならない。

ところが、日本はいいところはたくさんあるが、足りない部分も存在している。島国の日本人は考えの狭窄、言葉の曖昧も欠点である。日本の自然資源の貧乏と中国の物質の豊足、日本の物つくりのすばらしい技術と中国の物価の安さはそれぞれの比較ですぐ分かる。中日の友好と交流は両国にとってはいいことばかりである。確か、両国の間で歴史問題が存在しているが、歴史を正しく認知し、未来の目で両国の関係をみれば両国の人民、世界の人民にとっても大事なことである。少数の政治家の行為でこの友好の関係を壊すことを世界の人民も見たくなく、人間みんなは平和な社会での生活を望んでいる。留学生は両国の友好にかなり重要であり、両国の異文化を理解でき、思想の融合に力になれるから、留学生としての私は力が小さいが、両国の国民のために、世界の人民のために貢献し、努力したいと思う。

 
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