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奨学生エッセイ
 
 
 
卒業の思いから新たなスタートへ
中国出身。2001年来日。フジ国際語学校を経て、現在、上智大学大学院総合人間科学研究科博士課程1年在学中。
趣味は料理、読書。特技は民族舞踊を踊ること。
 
 

3月23日、いよいよ大学四年生活の終わりと遂げる日がきた。

8時に袴着付け場に着いたら、そこで「卒業、おめでとうございます!」と元気な祝い声が耳に入ったとたん、「卒業したなぁ〜」と初めて身で感じた。

着付けが終わって、友達と一緒に国際フォラームに向かった。
そこで、まるで色よりとり素敵な花がいっぱい咲いてあるような綺麗な袴を着ている女子学生がたくさんいた。

ビシッとカッコイイスーツを着て、目つきはいつもと違う男子学生もたくさんいた。
みんな家族連れなり、友達なりと写真を撮りまくっていた。一人一人、喜びの顔は、周りから踊れそうで、わいている雰囲気に囲まれ、そこで綺麗に写っていた=「満悦」!
式場に入って、すでにたくさんの人たちが座っていた

。入学式と同じ場所なので、懐かしかった。学長の祝辞、校歌を歌い、代表者の卒業証書を配るなど儀式を経て、会場から出た。

「卒業した」という気持ちはまだ薄い感じだった。その後、各自の家庭、友達同士がお昼を食べに行った。

鮮やかな袴、様々な髪型、ついつい見てしまった。本当に「素敵」としか言葉が口に走らなかった。

午後2時になって、学科の教室に行き、卒業証書を貰いに行った。
そこで、お世話になった先生たちから「おめでとう」といただき、卒業生一人ひとりが学籍番号に従い、自分の卒業証書をもらいにいった。

番号が呼ばれて、立って歩いていき、先生を含めて、みんなにお辞儀をし、卒業証書を手に入った一人ひとりのしぐさを見て、なぜか、そのとき、心の底からせつなさが浮いてきて、「四年の歳月はこんな短いものだ」と思わず感嘆!

謝恩会に、先生たちが着席したとたん、優雅の音楽とともに、司会二人が「卒業、おめでとう!先生、どうもありがとう!」と最初に乾杯した。

そして、各自料理を取り、用意された芸を見ながら、胃袋に満足できたごろに、謝恩会の本番が始まった:先生への感謝!

それぞれのゼミから、みんなの前で、先生への感謝の言葉を述べ、プレゼントを渡すというごく簡単の計画だったが、意外とプレゼントが重く感じ、言葉が容易に話せなかった。

先生との合宿、先生に指導された場面など、歴然に目の前に浮かべてきて、のどに詰まってしまったのだろう……。

つい別れがきた。

女の学生たちが、泣いて、声が枯れになり、マスカラが溶けになり、もう容儀は何でもいい!その時間だけ止めてほしい!しっかりと握った先生の手をなかなか放せない…。男の学生たちは、ただひとすら沈黙を守っていた。誰も複雑の心境だろう…。

最後で、全身全力を出して、「先生、どうもありがとう!どうぞお元気で!」
と手を強く振りながら、先生たちを遠く、遠く、見えなくなるまで見送っていた。「卒業したくなかったなぁ〜」と一瞬思った。

とても感動な思い出になった。

四年の生活はこのように終わった。しかし、完璧ではなかった。

あのとき、こうすればよかったとか、あのようにしたら、もっとよい結果を得ただろうとか、もしこうすれば、もっといい自分が見つけられたかなとか、
もちろん、先生とのやりとりもあのふうにやれば、もっとよかったとかをいろいろと考えてしまった…。

だが、時間が戻れなかった。

つらくて、忘れられない思い出になった。

しかし、つらい別れがあるからこそ、先のことを大切にするようにと心がけるようになった。

明るい未来は、自分の手で作らなければならない!悔いのない人生を送らなければならないために、何をすればよい?

卒業の思い出を考え、「新たなスタートを始めよう」と心が決めた。

一分一秒を大事にし、物事に心をこめて精一杯やっていく!

 
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