ホーム サイトマップ
ホーム 財団案内 財団ニュース 助成案内 よくあるご質問 お問合せ
助成案内
助成事業について
助成実績
助成募集要項
奨学生エッセイ
2015年度
2014年度
2013年度
2012年度
2011年度
2010年度
2009年度
2008年度
2007年度
2006年度
 
奨学生エッセイ
 
 
 
日本についての印象
コートジボワール出身。2005年4月来日。
京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻修士課程1年在学中。
趣味は、読書、サッカー、水泳、映画。
将来の夢は、大学教授、ビジネスマンになること。
 
 

日本の土地を初めて踏んだ時は夜で、空港を初め、家までの道での眺めの美しさに驚きました。その気持ちは今でも覚えています。日本に来てから国際交流会を通じて日本のいろいろなところに行くことができました。大阪から石川県まで京都を経由し、花見をしながら、歴史で有名なところ(京都のお寺、奈良など)に行ったり、美しい風景に富んだ日本を見るチャンスに恵まれました。

国際交流会で母国の紹介をしたことで、さらにいろいろな人々と出会うことができました。あまり知られていない国ですのでみんな興味深く話を聞いてくれ、積極的に私に話しかけてくるようになりました。日本にくる前にはよく聞いたのが日本人の閉鎖的性格のことだった。しかし私の経験では逆な感じがしました。周りの世界にとても興味を持っていると思います。

日本でのサービスのクオリティーはすごくレベルの高いサービスです。インフォメーションや観光案内の窓口などでの対応が、とても丁寧です。そして日本人は親切です。日本にきていろいろなところを知らずに1年目はよく迷った経験がありました。街角や駅で道を聞いた時などでも、親切に答えてくれて、あまり日本語が分からない私に分かるまで手伝ってくれた人、とても感動しました。

技術の面では例をあげるまでもなく世界中で日本の技術レベルの高さが知られています。日本で暮らしていると日常生活の至るところに技術を目にします。交通を初めお手洗いまでも技術の高さが感じられます。その技術ひとつひとつが人のためを思って作られていることが伝わってきました。

日本人は几帳面で、時間は厳しく守ります。駅でみんな並んで、列に割り込まない姿、鉄道の時間の正確さなどでこの特殊性を目にします。そして仕事をやるとき、完璧を目指して努力をしています。日本に来た時、全く日本語がわからない私に教えてくれた先生たちの努力、一緒にアルバイトをしていた日本人の友達のやる気。市役所などのオフィスのアシスタントの笑顔、大学の先生の研究に対しての情熱、いつもどうやって社会に貢献するかなどを考えています。技術レベルで簡単な問題を解くより、より難しい問題に挑戦するように私たちを励ましています。それを見ると分かったのが、日本が豊かな国であるのは、みんな自分のレベルで何をやっても優秀さを目指す考え方です。

日本では先端技術と歴史的文化が共存している。町を歩きながらお寺など時々目にします。挨拶の時のお辞儀、祭りの時着物を着て楽しんでいる人々、お店での雰囲気、歓迎、サービスの仕方から、日本では技術の進歩とともに自分の文化を失わないように守っている。自分の文化の価値を理解した上で世界のグローバル化に貢献することができるとは日本に来てからもっと深く感じています。

日本に住みながらいろいろなことが勉強になって、人間的と学問レベルで成長したと思います。いろいろな人と出会って、経験をして、視野が広がりました。これからも日本のことをもっと勉強していきたいと思います。

 
前のエッセイ | 次のエッセイ
 
ページのトップへ
   
ご利用条件 個人情報保護について Copyright (c) 2003- Sojitz Foundation. All rights reserved.