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奨学生エッセイ
 
 
 
日本での生活を通じて感じたこと(国際交流)
韓国出身/2011年4月来日
九州大学大学院 人間環境学府実践臨床心理学専攻 修士課程 2年在学中
趣味:友達と美味しいものを食べに行くこと
将来の夢:臨床心理士
研究テーマ:摂食障害傾向者の認知する親子関係と過剰適応との関連性
 
 

結婚式を挙げた後、夫婦がお互いある程度、生活に慣れて適応ができたと思える頃、婚姻届を出そうとする新しい結婚文化が、最近韓国の社会には現れています。このような現象が起きている原因としては、新婚夫婦の離婚率と共働き夫婦の数が急に増えたこと、または、遅い出産などを考えることができます。特に、離婚率がだんだん増えているということは、新婚夫婦が婚姻届を出すことを避けるという現象の主立つ理由なのではないかと思います。実際に、結婚生活3 年未満で離婚をしてしまうという夫婦が、離婚率全体の半分くらいを示しているようです。

私は、はじめて「バツイチ」という言葉を耳にしたとき、とても面白い表現と思いました。結婚生活を続けることができず、離婚した人のことを、×が1つ付いているというように表現しているようです。日本での表現のように、韓国ではバツイチに対する社会からの目線が肯定的とは言えません。このように、否定的な認識が強いため、韓国社会でバツイチになるということは、今後社会の中で生活していく上で、負担要因になると言えるでしょう。それで、最近、結婚式を挙げた夫婦はできるだけ離婚の痕跡を残さないようにしようとするのです。

ある韓国の有名な芸能人も結婚してから5 ヶ月で離婚、でも結婚届は出さなかったということで、戸籍には結婚した痕跡はなく、きれいだそうです。また、結婚情報会社の情報によると、2009 年に結婚した新婚夫婦356 組を対象に、婚姻届を出したかを調査した結果、126 組が6 ヶ月以上婚姻届を出すことを遅らせたと答えたそうです。また、新婚夫婦の婚姻届の未登録率が2005 年22.3%,2007 年36.4%と2007 年からずっと増えている傾向であるそうです。このように法的に効力がないお互いに責任を持たなくても済む、見た目だけの夫婦が増えているのです。

このような現象について、私は、婚姻届はできるだけ早く出すべきだと思います。

婚姻届をなるべく遅く出すようにしたら、いつ別れるか知らない、別れ、離婚の際に法律の手続きなしで別れることが可能であるのかはしれません。しかし、それは‘離婚’という難しくて、面倒な法律の手続きを避ける方便に過ぎないのではないでしょうか。婚姻届を出した後は、夫婦として法的な効力が発生し、離婚をする時には複雑な手続きを行わなければなりません。このような複雑さを避けるためにも、そして、世間から認められた夫婦という約束を守るためにも、結婚生活で生じる問題や苦労などを解決しようとお互い努力するはずです。また、このような努力は、結局離婚が増えるという現象を止めてくれる唯一の方法に繋がるのではないかと思います。婚姻届を遅く出すことで統計上の離婚率を下げることはできるかも知れません。しかし、根本的な問題である離婚を解決することではありません。別れることを恐れて、夫婦である約束を後回しにすることはよくないことであると思います。もし、自分が結婚をすることになって、婚姻届を出す時期が来るとしたら、迷わず早めに出すつもりです。まだ結婚をしていない方や今後結婚する予定である方に聞いてみたいと思います。皆さんは、婚姻届をいつ出すつもりですか?

 
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