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日本を伝える2冊の写真集
ルーマニア出身/2009年9月来日
立命館アジア太平洋大学 国際経営学部国際経営学科 3年在学中
趣味:ビデオ編集
将来の夢:環境に配慮した企業で働くこと
 
 

我々人間にとって、生きるということはあらゆる壁を乗り越えて幸せを見つけ出すことだと思います。幸せとは、例えば地位の高い役職につくこと、たくさんのお金があること、良い家族を持つことなど、感じ方は人それぞれです。

私たちは美しい場所を訪れたり、世界中を旅行したりすること好きですが、よく大事なことを忘れています。それは地球そのものも生きているということです。そのため生きるということは何かと考えた時、まず初めに地球の命について考えるべきだと思います。

この前、私は東北へ行き、地域の人達からあの大震災や津波のことについて、話を伺いました。彼らは全てを失いました。家族、仕事、家、また、思い出の品々を失いました。今彼らに残されているものは、同じ逆境を迎えた仲間だけです。それでも彼らは自らの経験を私たちに伝えられる力があります。

私が東北の人々から学んだことは、生きていることを当たり前と考えないこと、また、お金や食べ物など身の回りのものに頼りすぎてはいけないということです。なぜなら、これらの物は東北の人々が経験したように、いつかなくなってしまうからです。また、私が一番思い知らされたことは、自然の中でいかに人間が無力かということです。

この機会を通して、私は地球の活動について考えるようになりました。

近年私たちは地球が滅亡していくのをひしひしと感じることができます。動物達の絶滅危機や空気汚染、水汚染の問題まで、地球の命が日々短くなっているのを目の当たりにしています。そしてこれらの問題は私達人間が引き起こしたものです。地球を守っていくことは、私たちの責任です。そのため、まず初めに現状の問題について学ぶ必要かあります。私たちには地震を止めることができません。しかし今までの経験を通して、地震の際はどう対応したらいいのか、どう身を守るのかを学ぶ必要があります。

どんな手段を使って人生の幸せをつかんだとしても、自分自身の行動に責任を持たなければいけません。我々は、将来の世代のために地球の命を維持する責任があります。

 
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