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奨学生エッセイ
 
 
 
交流して、友好の橋を作る
中国出身/ 2009年9月来日
京都大学 工学部工業化学科 3年在学中
趣味:旅行、バレーボール、アニメ
将来の夢:技術者
 
 

時間は流水のごとく、記憶は谷川に映したもののごとし。水は流れる、しかし投影は永遠に残るものです。振り返ると、この中に一番きれいだと思う記憶があります。それは留学生として、日本に初めて来た時のことです。

私は2009年9月から2010年7月にかけて、日中交流センター中国高校生長期招聘事業一年間プログラムに参加し、日本の福岡市福岡西陵高等学校で一年間留学していました。15歳で初めての海外でした。

最初に日本についたばかりの私にとって、そこはなんか新しい世界でした。顔立ちがちょっと違ってくる人たち、まだ慣れていない言葉、新しい景色でした。私はこの新しい世界での生活を楽しみながらも、不安でした。家族がいなくて、一人でした。しかし、生活し始めたら、ひとりじゃなくなりました。周りの人たちと付き合って、交流し始め、学校で友達ができました、ホストファミリーの人たちは一番助けてくれる人たちとなりました。交流は何よりも楽しかったです。

私の世界は多くの人たちと出会うことで広がっていき、そして慣れ親しむにつれて深さを増していきました。特にホストファミリーの家族から惜しみない愛情をいただきました。悲しいとき、お姉さんが優しく肩を抱いてくれて涙を拭く勇気が出てきました。お父さんとお母さんは褒めてくれたり教えてくれたりして私を正しい道へ導きました。学力がついていない科目を先生が教えてくださり、私は授業がわかるようになりました。このように優しい人たちに恵まれて成長しました。

その一年間私は日本の文化を学ぶ一方、中国の文化を日本の人たちに教えてきました。それはまさに文化交流であり、それを通して感じたことは私たちの違いは随分小さいということでした。学問をし、親孝行を大切なものと考え、自分の人生にやり甲斐を求める、全て私たちの共通点です。今回の交流でお互いに協力し信頼しあえる友情の金の橋ができました。異国の人たちとの交流は難しいものではないと感じました。私たちは同じ平和、幸せの夢をともに抱いているのです。私たちが心をつないだら、国と国との違いとして挙げられるのは、言語や文化といった表面的なものだけとなるでしょう。

全世界が交流しお互いを尊重し平和を提唱したら、戦争はなくなるでしょう。平和な交流が行われれば、愛するわが子を失った悲しみゆえの慟哭、住む場所がわからない動物、緑のない雑然とした環境は無くなるでしょう。

みんなの幸せというのは平和な世界から始まるでしょう。どのようにしたら人と人が憎しみあう争いが終わるのでしょうか。私の答えは「交流」です。「交流」は私たち青年によってなされ、人々が慣れ親しみお互いに協力し合うことによって幸せが生じます。青年は世界の未来であり、世界がどうなるかは青年次第だと思います。私たち青年は学問を追究し、平和の理想を守り抜き、心の橋によって世界をつないでいきましょう。

一年間多くの出会いの中で多くのことを考えながら私は成長しました。そして私はこの経験を通して頑張らなければならないと思いました。もっと交流を増やしたいと思い、中国で高校を卒業し、日本の大学受験を受けました。また日本の高校で友達になった人と語ったり、大学で新しい友達を作ったり、中国の話をしたり、文化交流をして来ました。世界の平和とみんなの幸せを夢として、感謝の気持ちを持って努力していきたいと思っています。

 
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