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奨学生エッセイ
 
 
 
私が見た日本
バングラデシュ出身/2013年9月来日
筑波大学大学院 生命環境科学研究科 博士前期課程1年在学中
趣味:写真撮影、料理
将来の夢:自分の研究で人々の役に立ちたい
研究テーマ:乳剤元システムあるいは有機溶剤を使用したトマトからのリコピン抽出
 
 

私は小さい頃から留学したいという夢を持ち、いつかその夢を叶えようとしていました。そのため、高校を卒業後、留学することを決意し、学部生として日本へ来ました。母国のバングラデシュでは、日本は強い印象を持ち、大勢の学生に留学先として選ばれています。私も、日本の技術的な豊かさや学業的な高いレベルや世界的に良い印象などに影響を受けて日本を選びました。さらに、日本の独特な文化や食べ物や人々の親切さについてもよく知っていました。これらをきっかけにして来日し、私の夢を叶える道の第一歩を踏みました。

外国人は日本に来て日本語に一番困っていると思います。私も同じでした。しかし、時間が経って、徐々に日本語に慣れて来ました。日本語と母語のバングラ語の文法の並びがほとんど同じで習うのは簡単でした。日本語の難しいところは、表現上で違うことを意味する文が多いところです。例えば、「すみません」という言葉です。これは、知らない人に声をかける時、そして、謝る時に使えます。全然違う場面ですね。それから、「いいです」という表現です。この表現は場合によって、「要らない」の意味を表します。外国人にとってこれらの表現はとても分かりにくいと思います。そして、漢字を習うのはすごく難しいと思います。練習しないと忘れるのは普通です。しかし、一つの漢字で他の言語の長い文を表現できるのはすごいと思います。漢字を習うことができれば、日本での生活はもっと楽になると思います。

私は、日本人の親切さを尊敬しています。日本人の助け合いの気持ちは比べられないほど凄いと思います。道に迷った時あるいは分からない場合説明していただいた時、日本人の親切な動きは素晴らしいです。私は、ホームステイに行ったことがあって、日本の家庭のおもてなしを経験できました。自分の家族のようにお世話になり、いつまでも忘れられない気持ちです。

日本の食べ物は特徴的だと思います。寿司、刺身、天ぷら、そばなどの和食は日本の名物として世界的に有名です。日本に来たばかりの時、これらの食べ物は全然食べられなかったが、だんだん慣れて来ました。最近、寿司は大好きになっています。母国では、調味料を多く使用するカレーは主な料理で、日本料理にはあまり合わないです。そこで、最初は、日本料理に慣れるのはとても難しかったです。

日本の美しい自然に癒されています。春、夏、秋、冬の4つの季節はそれぞれの特徴を持っていると思います。桜が咲いた春は本当に美しすぎます。桜の木の下で花見をする気持ちは言葉で表現できないぐらいです。夏の海、秋の紅葉、冬の雪で、日本は一年中綺麗です。季節的に母国と日本の違いはあまりありませんが、日本の方が冬はもっと寒いと思います。母国では雪は全然降らなくて、日本に来て初めて雪を見ました。雪を見て驚くほど嬉しかったです。

日本を留学先として選んでよかったと思います。留学だけではなく日本での独特な経験は私にとって宝物です。これは自分の視野を広げる為にすごく役に立っています。将来、バングラデシュに帰って、日本で経験したこと、習ったこと、文化などを伝えて日本とバングラデシュの架け橋になれれば幸いです。

 
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