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奨学生エッセイ
 
 
 
日本での留学生活を通じて感じたこと
中国出身。2003年9月来日。
東北大学大学院教育情報学教育部教育情報学専攻修士課程2年在学中。
趣味は、音楽を聴くこと、バドミントン(最近から)。
将来の夢は、自分の会社を創設すること。
研究テーマ:衣装のCGが伝統芸能の継承に与える影響
 
 

日本に来る前に想像していたのと同じように、留学の生活は決して容易なものではない。なぜわざわざ日本に来て、大変な留学生活をするのかと自分に何回も聞いた。人の命はとても短い。こんな短い一生の中で、人としてできるだけたくさん体験できることを体験して、つらくてもいいし快適でもいいし、これは人間としての一つの経歴ではないだろうか。これはいいことではないだろうか。だから今の私は日本に留学してもうすぐ満7年を迎える。この7年間の留学生活を通じて、日本人の「一生懸命頑張る精神」に感動した。

「頑張って」、この言葉が「一生懸命やって、ぜひ成功」の意味を含んで日本文化の特質、核心思想の一つだと思う。こんな簡単な言葉が、深い意味をしっかり伝達している。以前私は、日本は国土も狭いし、自然資源も貧しいが、世界で経済奇跡を創造した原因をずっと探していた。今は、だんだん分かってきた。「頑張って、ぜひ成功する」、これは日本経済成功の一つの原因ではないだろうか。日本は一人あたりの仕事の時間は世界一長い国だろうと思う。家にいる時間より職場にいる時間の方が長いので、皆さんきっととても疲れると思ったが、皆さんの表情には少しも疲れた様子がなく、一生懸命元気いっぱいに仕事していた。日本人が自分の仕事に執着していて、真面目にこつこつ働いている精神をしみじみと感じられている。このような雰囲気のもとで、知らないうちに私もよい影響をうけた。

留学することは勉強だけでなく、国と国の間の理解を深めることも大切だと思う。違う生活様式や文化伝統を理解し合わなければ国と国の摩擦の解消と真の平和は訪れないと強く実感した。留学生は両国の架け橋であり、息の長い文化使節だと言われるほど使命感をもちながら国際化に役立つ人材になるように人生の一つ一つの困難を乗り越え、自分の目標に向かって頑張り続けなければならない。

 
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