普段は、試験の前の時や宿題の資料に追い込まれる時などでなければ、図書館に顔を出さない学生が多いです。しかし、私はちょっと意外なことにはまってしまいました。最近図書館にはまっています。図書館で色々な文献を検索したり、自分にとって初めて見た文献を見つけたりして、一人で騒いだりして、楽しんでいます。落ち着かせる場所でもあり、知識を掘り出す場所でもあり、お金がかからない上に買い物の荷物が増えない何という贅沢なことにはまっています。
大学院試験の入試準備と卒業論文の仕上げのため、研究室がない学部生として、最適に自習する場所は図書館でした。半年間ほど信州大学の中央図書館に通った時から、図書館にはまるきっかけになっています。
今まで入った図書館は、もちろん信州大学の中央図書館、そして、名古屋大学の中央図書室、国際開発研究の図書室、経済学部の図書室、生命農学研究科の図書室でした。国では農水産林省の資料室、CDRI ※(1) 研究所の図書室、CICP ※(2) の図書室、CCC ※(3) の図書室、カンボジアにあるJICA ※(4) の図書室に入りました。それらの図書館は主にどんな文献があるかを確認しておきました。最近あまり図書館に行く機会がないですが、パソコンでインターネットのオープンページにWeb Of ScienceというE-Journalsを設定しています。気になるキー・ワードや学会誌などを身近で日常的に検索することが出来ます。図書館より大きいです。
図書館をわざわざ好きになった理由は3つあります。まず、ポルポト時代の直後に生まれたため、口での伝えや冷戦時中の教育などを受けたため、限定のある資料しか受けられないし、受けた教育を確認したり、自習したりする機会がほぼなかったです。その結果、文献を検索したり、読書したり、文書を書いたりすることはまだ低レベルだと意識しています。自分の弱点だとして悩んできました。次に、最近になってようやく勇気を持って、好きでもない図書館と文書の世界に飛び込んで、苦しみを楽しみに変えて、日常的に文書を入れて生活することをしました。30年間もしっかり読んでいなかった文献をやり直したいです。そうすると、将来、社会研究者になる時に助かると思っています。
論文は研究成果の重要なものです。言葉や文献などが命なので、今のはまりは何よりもの心構えだとします。最後に、図書館は花園だと感じて、その花園を楽しんでいます。図書館に入ると落ち着く雰囲気で、楽しく眠っている文献・データなどを見つけて、静かに読んで、ひとつひとつの秘密が開いてくるかのような世界です。大切な時間をこのように自分の能力を磨きだす最適な使い方だと思います。
つまり、将来の仕事に繋がる橋になる図書館から文献能力を磨いています。図書館は、自分の弱を切り落として、新しい可能性を追いかけています。
今後、行きたい図書館は、農民グループの組織化に関する分野を徹底的に入手したいため、カンボジアに駐在している世界銀行事務所、アジア開発銀行、GTZ、フランス大使館などの図書館・資料室に入って文献を探したいです。日本では、JETROの資料室、京都大学の東南アジア研究所を訪れたいです。一日でも二日でも使って探ってみたいです。
※(1)Cambodian Development Resource Institute
※(2)Cambodian Institute for Cooperation and Peace
※(3)Cooperation Committee for Cambodia
※(4)国際協力機構
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