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奨学生エッセイ
 
 
 
研究から得た人生経験
モンゴル出身/ 2010年11月来日
北海道大学大学院 環境科学院 博士後期課程3年在学中
趣味:ヨガ、旅行、読書
将来の夢:開発途上国を支援するため、国際機関で働くこと
研究テーマ:モンゴル・ウランバートルにおける、都市の一般廃棄物管理―基準指標に関する分析/ Municipal Solid Waste Management in Ulaanbaatar, Mongolia: Analysis on Benchmark Indicators
 
 

私は、ご指導いただいた教授をはじめ多くの皆様、そして母国にいる家族のおかげをもちまして、念願の博士課程取得の機会を得ることができました。ご指導の下、得たことをここで述べたいとおもいます。

人は自分のやりたいことに集中邁進することが一番能力を発揮できると思います。好きな仕事に就くことが出来ないのはとても残念なことですが、これにはそれぞれの理由はあるでしょう。例えば、のぞんだ仕事での採用や機会が無かったり、家族との生活設計ができずに断念する場合もあるでしょう。また、ときには自分のやりたいことをきめかねている人も沢山いるでしょう。逆にやりたいことを安易に勘違いする人もいるでしょう。自分自身の努力や知識経験、そして学力不足によって、希望する職業に就けない場合もあります。夢の実現に向けて、身を粉にしての努力が、自分の将来を左右するのだと思います。私は自分が努力すればおのずと結果が付いてくると信じています。

私は母国モンゴルを離れて思うこと感じることがたくさんありますが、特にあの広大な自然環境を守ることや、新興国、発展途上国そして先進国にもそれぞれ文明社会での負の財産問題がでてきました。ゴミ問題や資源の再利用や開発をテーマに研究を始めたのです。研究調査することで新しいことを沢山学ぶことが出来ました。研究は私に多くの物事の疑問や解決に向けての方法、そして何よりも意識改革そして実行するには多くの仲間と問題を共有しなければいけないことも教えてくれました。実行に向けて6年間これまでに培ってきた知識や経験を発揮することを心に誓いました。今後は多くの困難があるでしょう。私たちは何かに挑戦し、困難を乗り越えて行くたびに大きく成長するとともに自分が磨かれていきます。自分の夢を実現するため、自分への甘えを排除し、努力することによって実現と成功への道がやっと見えてくると思いました。

また、物事に集中し一貫することはとても大事なことだと今心から思っています。一貫することは疑問がわいたり迷うこともあるでしょうが、必ず大きな結果につながっていくと私は感じました。人は時間の余裕を勘違いし後回しにしたり怠ったりします。時間は私たちの貴重な財産であるとともに、残念ながら限りあるものです。限りある時間を自分でいかに過ごすかが自分の人生を大きく左右すると思います。くわえて、自分のためのリフレッシュ、仕事を計画する様にリフレッシュタイムも時として目的達成や効率アップに必要と思われます。こうすることで、目的達成も時間短縮できますし、心身の疲労も軽減されるかと思います。興味をベースとして沢山のことに挑戦してみるのも自分開発につながっていきます。

私の述べたことは当然のことでしょうが、いざ実際に実行させるにはそう簡単ではないことは経験からも思います。自分が当たり前と思っていること、自分では精一杯と思っていても、もう一度自分に鞭打って行動することにより、将来の光、そして道が開けてくると信じています。北海道大学で学び培かってきた知識経験そして研究結果を今後にいかし、これからの人生をむだなくすごしていきたいと、新たに心にちかうところです。資源リサイクルは人の研究と努力により今後進み、地球環境を守ると共に、人の生活向上を進めることに、私は大きく関わって今後を過ごそうと決心していますが、資源は人の研究と努力によってリサイクルできても、時間はリサイクルできないということを感じました。最後に皆様のおかげをもって今日を迎えることができたことに心より感謝と御礼を申し上げます。ありがとうございました。

 
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