去年の9月から始めた就職活動がようやく終わりました。今年の10月からインドのIT会社である「インフォシス」の日本支店で働くことになりました。そして、今年の9月に立命館アジア太平洋大学の経営管理研究科の修士課程を修了することも決まりました。双日国際交流財団の外国人奨学生として採用され、支援を頂いたお陰で、アルバイトを控え、大学院の勉強と就活に最も力を入れることができ、最終的に良い仕事に就くことができました。奨学生として採用して下さったことを心より感謝申し上げます。「インフォシス」はインドのシリコンバレーと呼ばれているバンガロールに本社機能を置く世界有数のIT企業です。去年就職活動を始めた時は証券会社か銀行に就職したいと思っていました。金融とテクノロジーを掛け合わせた「フィンテック」に非常に興味があったので、証券会社や銀行ならやりたい仕事を見つけられると考えたのです。しかし、企業研究と先輩達との相談からIT会社の方が「フィンテック」に関わる仕事ができる可能性が高いことが分かったので「インフォシス」に入社することを決めました。「インフォシス」の日本支店はいろいろな分野の会社向けにITソリューションを提供しています。ITソリューションとは情報技術の力を利用して企業が直面する問題を解決することを意味しています。私は今年で30歳になりました。この30年の中の8年間は日本の教育機関でさまざまな教育を受けてきましたが日本で仕事をするのは初めてです。日本やインドで学んだことを活かして、10月から働き始めることを楽しみにしています。
2017年9月からの立命館アジア太平洋大学での大学院生生活はあとわずかで完了しますが、立命館アジア太平洋大学で勉強ができたことを誇りに思っています。立命館アジア太平洋大学は世界中から優秀な学生や教授が集まる「グローバル大学」です。立命館アジア太平洋大学は学生の半数を留学生が占めており、約90カ国から3,000人ほどが集まるインターナショナルな大学です。大学院生活の中で多様な人やアイディアに触れ、グローバルな世界で活用できる「コミュニケーション能力」と「判断能力」を身につけることができたと思います。大学院では勉強だけではなく学内のいろいろなイベントに取り組むこともでき、学生として非常に充実した2年間を過ごすことができました。日本の文化だけではなく他の国の歴史や文化を味わい、様々な異文化交流ができました。立命館アジア太平洋大学を通して日本や外国の方々と深い人間関係を築くことができて学生としてだけではなく、一人の人間としても成長したという実感があります。2017年9月から教授や友達などさまざまな方にお世話になりました。その中でも私の研究レポートを指導して下さったパルド・フィリップ・ディーン教授といつも人生相談にのって下さった角田愛次郎教授に特に感謝をしております。双日国際交流財団の皆様にも深く御礼申し上げます。私の人生のゴールは専業投資家になって母国の発展に貢献することです。10月からその目標を実現するために日本でキャリアをスタートしたいと思います。
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