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奨学生エッセイ
2020年度
 
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日本の生活および日本人についてどのように思いますか?
メキシコ出身/ 2019年9月来日
国際大学大学院 国際関係学 修士1年在学中
趣味:ジャズ音楽鑑賞、ウェイトリフティング、映画鑑賞
将来の夢:日本で就職し自分の視野を広げたい
研究のテーマ:ヨハン・ガルトゥングによる超越法を使用したイラクにおける米国の反乱鎮圧戦略の分析
 
 

私はメキシコ出身のホセ・アントニオ・ラミレス・ヤコトゥ・スィエラです。現在、国際大学国際関係学研究科で学んでいます。2019年9月に来日しました。趣味はジャズ音楽鑑賞、ウェイトリフティング、日本の古い侍映画の鑑賞等です。日本映画が大好きなので、いつか日本を訪れたいとずっと思っていましたが、単に日本映画が好きな子供だった私がいつかこの美しい国に留学し生活をすることなど想像もできませんでした。それが実現できた今の私の最大の夢は、日本で就職し人生を新しい角度から経験すること、そして知識や社会経験の側面で自分の視野を広げることです。

私は現在、国際大学で修士論文の執筆に向けて研究をしているところです。研究テーマは、“ヨハン・ガルトゥングによる超越法を使用したイラクにおける米国の反乱鎮圧戦略の分析”を予定しています。この修士論文の主目的のひとつは、超越法が暴力的な紛争を管理可能な非両立関係に効果的に変換できる一連のツールを提供するものであり、従ってその結果として永続的な平和を得るために、軍事反乱作戦中に超越法を適用することが可能であると証明することです。

私はこのエッセイを通して、日本での生活と日本の皆さんに対する私の考えをお伝えしたいと思います。まず第一は、日本で出会った礼儀正しさです。日本の皆さんから受けた温かい歓迎、そして私が困っているときにすぐに親しみを持って助けて下さる日本の皆さんには本当に驚きました。また、日本に住むことで私の考え方にも変化が出て来ました。それは、私が日本で受けた礼儀正しさ・温かさや、電車の中では静かにしていること、マスクを着用すること、お年寄りに敬意を持って接すること等、日本人が示してくれた素晴らしい社会的習慣を自分でも習おうと努力しているからだと思います。

私が日本に住んで観察したもう一つの大きな特質は、伝統を重んずることです。この国では飛躍的な技術の進歩があるにもかかわらず、豊かな歴史的伝統を失わずにいます。私はこれまで、日本のお寺や神社に行く機会がありましたが、そのたびにいつも驚かされています。私は自分が昔の日本にいると想像し、人々の生活はどうだったか、どんな話を聞かせてくれるだろうか、そして侍たちはどのような冒険をし、どのような試練を乗り越えてきたのか等々を思い浮かべるのです。

私はこれまで素晴らしい日本人に出会いましたが、私が日本の生活に慣れる手助けをしてくれるとともに、私の国のことを知ろうと関心を持ってもくれました。その経験から、日本人は自分たちの文化を守るだけでなく、他の国々に対しても関心を持ち、オープンに他文化に接しそこから学ぼうとしたり、他国の経験を自国に取り入れ熱心に適応しようとする人たちなのだと知りました。

日本で生活することで、未来を拒絶することなく歴史を守ったり、過去の優れた点と未来をうまく融合させることが可能であることを知り、私は人生に対するより広い視野を持つようになりました。最後に、私を完全に魅了した日本の特質の1つは、わびさび(侘寂)です。人生は完璧なものでも静的なものでもなく、継続的に流れていくものであるというこの日本の美的概念に、私は今本当に興味があり、もっと学びたいと心から思います。

私は日本で得た経験の一つ一つを楽しみ、素晴らしい人々に出会い、様々なことを学びましたが、それらは学問的にも人間的にも私を豊かにしてくれました。日本に来てこれらすべての経験をする機会を得たことに心から感謝しています。最初に言ったように、私は美しい日本の各地を訪ね、もっと日本文化に触れるため、これからも日本に滞在したいと思っています。

 
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