今年の4月に熊本大学大学院に入学しました。専攻は地学専攻です。そして今年の7月18日から7月21日まで、甑島に野外巡検に行きました。その最後の日に島人の家に晩御飯を食べに行ったことを書きたいと思います。
それは巡検が終わって、21日の夜のことでした。巡検が終わったのは午後5時ぐらいでした。そのあとは島の居民の家に高級料理を頼んでもらって、食べに行く予定でした。私たちはお客さまといっても、先生は3人の学生に手伝いに行ってと決めました。それは中国ではあまり起こらないことです。お客はサービスを享受するもので、サービスを提供する側に手伝いをすることはほとんどないです。これは自分が感動した一つのポイントです。夜7時ぐらいにようやく晩御飯の時間で、学生を含め、先生を合わせて、合計10人は居民の家に食べに行きました。晩御飯はとても高級で、目立つのは大きな真っ赤なエビで、その白い肉は見たら、すぐ食べたくなりました。そして、もう一つ目玉として、高級魚の刺身です。魚の名前は忘れましたが、居民の方は自分で海に潜って、取りたてだそうです。それを醤油につけて、ワサビを少しつけて、幸せの気持ちは最高でした。その晩御飯は夜8時ぐらい終わり、そのあと先生は料理を作ってくださった居民の方と少し酒を飲むことになりました。
その方は現在鹿島港で奥さんと二人でフェリーのメンテナンスの仕事をしています。家に自分の孫一人と埼玉から1年間鹿島に留学しに来る子供は合計3人います。とても賑やかな大家族です。私たちはその方の寝室に入り、温かく招待してくれました。まずビールと焼酎を置いて、皆沢山飲もうねと言いました。そのあとまた刺身と高級料理を出してくれました。先生はそれを見て、とても驚く表情が溢れました。それはおそらくただ普通に飲もうと思ったが、またこんなに高級料理を出してくれるのは考えもしなかったからです。島の人々の優しさを生で体験しました。飲む間もその方から沢山面白い話を聞きました。90年代に中国に行った話や、日本の明治維新の話など、とても博学の方でした。先生はその日はたぶん疲れて、学生とその方と話している途中で、眠気が襲って、目がだんだん閉じてしまいました。とても面白かったです。
今回野外巡検最後の日の出来事を書きました。それはただの日常茶飯事ですが、実際に現地の日本人と触れ、彼らの過去を聴いて、他人への理解が深まり、それは本当の付き合いではないかと思います。それと、島人の素朴や優しさを感じられました。とても収穫がある巡検でした。
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