コロナパンデミックが続いている中、私の学生生活について話させていただきたいと思います。大変なことが多くありつつも、良いことも数多くありました。
ちょうどコロナパンデミックが始まった時期の2020年3月に日本に来るはずだったんですが、1年間延期せざるを得ませんでした。2021年3月から一年間海外から一橋大学のオンライン授業を受けて、やっと2022年4月に来れるようになりました。日本に来てから気付かされたことが数多くあります。例えば、皆さんきちんとマスクを着用し、他人のことを配慮します。大学でも先生方だけではなく学生さん、大学関係者等がしっかりルールを守ってきたからこそ対面授業が続けられたのではないかと思います。今学期、国際関係の日本語の専門用語を学習しながら、貴重な知識を積み重ねられました。
4月に東京に来てから初めて撮った写真。 大学前にある満開の桜
海外からオンライン授業を受けた時クラスメイトと交流の機会が少なかったので身近な人がいませんでしたが、やっと日本に来てからクラスメイトと対面で会えてすぐ友達が作れました。クラスメイトの明るい性格、私を友達として受け入れてくれたことが私の中に強い印象として残され、感動させられました。
そして、日本に来てから体験してみたかったのは「部活」です。子供のころから好きだった卓球の部活を体験させてくれました。2時間かけて笑顔で日本の部活の特徴、コロナ禍の規制等を説明してくれた小出さんに感謝の気持ちがいっぱいあります。
私にとって、日本にくる前から楽しみにしていたことが和食を毎日食べられることであります。海外で次々と和食レストランが開店されていると言われていますが、日本で食べられる和食と比較できず、日本で育てている野菜、お肉、お魚、調味料等が組み合わさると、本物の味が出ます。毎日のように昼に学生寮の隣の定食屋さんに行って、日替わり定食を注文します。
学生寮の近くにある定食屋さんのオムライス
学生寮に関しても、ごみの分別をはじめ、共用スペースのルール、感染の疑いがあればどうすればいいのか等、色々学ばなければならないことがありました。寮の先輩方の指導のお陰で、速やかにこの情報を身に付けられました。
今まで日本で送っている学生生活の中で一番誇りを持っているのはボランティア活動であります。現在二つのNPOでボランティアをし、一つは来日しているウクライナ避難民に支援を提供している団体と、もう一つはコミュニティの方々と外国人の交流を促進している団体であります。コロナ禍の影響でソーシャルディスタンスを保つとかボランティア活動にも影響がでていますが、様々な人から感謝の言葉を頂く度に強い感銘を受けます。
私は嘗て一年間沖縄に住んでいたことがありますが、東京という巨大な都市に住むのは初めてなので抱えた恐怖感が多くあったことは否定できません。東京の生活リズムに問題なく慣れたことを喜ばしく思います。
一橋大学で対面授業で勉強する夢が叶いました。日本のことを深く理解し、できるだけ恩返したいです。
結論として、コロナ禍の中でも充実した生活を送ってきて、常に友達に会ったり、先輩に会ったりする時に感染しない、感染させないために十分注意を払い、引き続きこのような姿勢を取る必要があると思います。
やっと日本に来れるようになって、毎日起きたら信じられないぐらい幸せな気持ちを感じます。これからも勉強もしっかりしながら新しい友達を作り、新しい食事を食べ、行ったことのないところに行き、つまり忘れられない思い出をいっぱい作りたいと思います。
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