私は子供の頃から自然や物質に対する関心があり、大学から応用化学を専攻として学びました。そして、幅広く活躍できる人材になり、社会のルールや論理的な考え方を身につけたいため、法学の勉強を始め、なるべく学生時代に多くの知識を学ぼうと思っていました。
卒業論文を書くため、中国で疾病予防管理センター(Centers for Disease Control and Prevention,CDC)でインターンとして研究したことがあり、そのおかげで母国の技術力が足りないことに気付き、先進国に留学することを決めました。日本はアジアで最も強い国として、日本のアニメを見ながら育ち、日本の文化が好きで、日本は良い研究雰囲気や教育水準や科学技術を持っていることも知っています。卒業した翌日、日本に留学に来ました。
今所属する研究室は地球生命の起源や宇宙生命が存在する可能性に関する課題に力を入れています。
ラボのメンバーと
近年、地球温暖化などの環境問題が厳しくなりました。未来、地球に住むことができない場合は、地球から他の星に引っ越しすると考える人々が多くなりました。地球以外に人類のような生命体が住める星があるかどうか、あるいは他の星には45億年前の地球のように生命が誕生するかどうか、これを解明するため、宇宙の星に生命体の可能性を調査することが私の研究の目的です。
私の研究内容について分かり易く説明すると、水は生命の起源であり、他の星に水が存在するかどうかの探究は、生命体が存在するかどうかへの解明につながります。星の表面にある石に含まれている水が太陽の照射によって加熱されると、水が蒸発して、生命体が生まれる可能性が消滅してしまいます。そのため、星表面の水がどのように加熱されたかを解明したら、生命が存在するかを解明できる可能性もあります。このような変化を地球で再現するために、私は星の一部、隕石をサンプルとして、実験室で宇宙空間の条件を模擬して、隕石を加熱しながら水を観察します。現時点では、一連の実験を通じて必要なデータを手に入れました。これを基として、先行研究を参考にし、学会に参加してこの分野の先輩と相談しながら、少しでも価値がある結論をまとめて業界紙に投稿し、同じような研究を行う研究者たちの研究に役に立つようにしたいと思っています。
この研究を通じ、これまで知らなかった化学や宇宙に関する知識を学んで物質の組成や変化の解明に関する課題を解決するだけでなく、膨大な資料から課題を洗い出し、失敗しても諦めず困難を乗り越える能力も培いました。失敗した実験が多かったですが、研究室の方から温かいお言葉で応援してもらいました。留学することはとても貴重な思い出だと思っています。今年、日本の就職活動に参加し、もう一度振り返って自分のことをしっかり考えてみました。将来でも柔らかい考えを活かし、幅広い分野で勉強を続けるようにしていきます。
来年、私は社会人として社会の発展に貢献し始めます。学生時代が終わっても、私が勉強しなければならないものはまだたくさんあり、学生の気持ちで学び続け、知識だけではなく、自分の能力やスキルも幅広く活用したいと考えています。日々の変化が激しい世界で、毎日新しいことを勉強し、時代の流れを追いかけるような人生を過ごしたいと思っています。
鳥取旅行の記念写真
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