恒例の奨学生交流会が、9月15日〜17日に開催されました。
初日の15日は、午後から双日本社に於いて、当財団の主たる出捐会社である双日(株)の会社説明会。双日・人事総務部から「総合商社」についての説明があり、質疑応答も行われ「総合商社」の活動に理解を深めてもらいました。
次のプログラムは、加瀬理事長との懇談会で、いろんな話題について加瀬理事長とお話頂きました。
夕刻から会場を都市センターホテルに移し、奨学生・奨学生OB・OG21名と双日の関係者、財団役員・職員合せて総勢50名が集い、懇親会が開かれました。 奨学生・奨学生OB・OGの皆さんからは、自己紹介・近況報告のスピーチがありましたが、留学生が日本での生活でどのようなことを考えているのかに興味が持たれ、また、毎年のことながら、奨学生の皆さんの日本語でのお話の上手さには、出席者の皆さんは感心していました。
懇談の後は、「みんなで歌おう」の時間。今年の歌は、「ふるさと」でした。今年は伴奏無しで、当財団の専務理事の櫛引さんの指揮の下、皆さんで声を合わせて歌いました。
2日目(16日)、3日目(17日)は、奨学生・奨学生OB・OGの皆さんと財団職員とで、観光バスでの研修旅行。
16日は、まず千葉県野田市にあるキッコーマンのしょうゆ工場見学しました。工場に着くとプーンと醤油の香りがしていました。大豆を発酵させて、醤油を搾り取るまでの工程を見学することが出来ました。昔ながらの工程と比較するといろんな工夫がされていることがわかりました。又、いろんな種類の醤油も製造されていて日本食が世界無形文化遺産となった理由の一端を垣間見た印象がありました。
午後は柏市にある陶芸教室で、陶器作りに挑戦しました。ろくろを回しながら自分の作りたい器を目指して奮戦をしました。いきなり完成度の高いものを作るのはむずかしく指導員の方のアドバイスを聞きながらそれなりに満足のいく作品を作り上げました。
宿泊は眺めのよい潮来の温泉でした。夕食後は、カラオケを楽しみ、日頃やっていない卓球を思い思いに楽しみました。
3日目は東京に戻り、大江戸博物館の見学から始まりました。ボランティアのガイドの方が説明してくれる江戸時代の人々の暮らし振りに皆さん納得しているようでした。体験コーナーがいろいろあり、火事の纏の重さなどを実感できました。午後はスカイツリーに行きました。天気は余り良くなかったですが、第二展望台まで登り東京を一望できました。第二展望台では、はるか下に地上が見えて天空にいる気分が味合えました。続いて千葉工業大学のロボット等に関する展示場を訪れ、ガイドの説明に耳を傾けながら科学の最先端の部分を知ることができ、皆さんうなずいてました。
今年の交流会は、世界無形文化遺産の日本の和食の材料の製造工程を見学して、和食とつながる器作りを体験して頂きました。奨学生の皆さんは日頃の生活とは離れた社会見学・観光ということで満足されたようです。奨学生の皆さんは、3日間、語り合い、ゲームを楽しみ、旧知の友のように皆が仲良くなれたようでした。

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