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私の夢
バングラデシュ出身。2005年4月来日。
立命館アジア太平洋大学アジア太平洋マネジメント学部アジア太平洋マネジメント学科4回生在学中。
趣味は、スポーツ、旅行など。
 
 

私の出身地バングラデシュと日本は同じアジアパシフィックの国である。しかし、両国は歴史、経済のみならず社会、文化的にもかなりの差異がある。日本といえば小さな島国であるが、経済大国アメリカの次に位置し、製造・サービス産業で技術やサービスの高さに自信を持っている国である。昔子供のころ、国際平和に貢献している一つのNPO法人ボランティア協会に育てられた私は、来日する以前から日本という国について興味を持ち、その国の全てを理解していたと言えないが、学業以外にも交流活動などに参加して、日本人の働き方や考え方すなわち日本的価値観が技術やサービスの高さにつながっているのだと強く感じていた。一例をあげると、日本人との交流活動や異文化体験などの経験は、首都ダッカで我先に我先にと動いて交通渋滞を作るバングラデシュ人の価値観・行動様式とは異なり、新鮮なものだった。留学先に日本を決断した際、様々な理由と状況のうち、その気持ちが一番大事なポイントであった。

次に自分のことについて少しお話をさせていただきたいと思う。私は高校時代から技術や経済学などに興味を持っていた。その為、2005年4月に来日し、2008年4月、土木建設科を卒業後、興味のある分野をさらに深く学びたいと思い、経営学、会計学、技術経営という様々な側面から講義の充実している立命館アジア太平洋大学のアジア太平洋マネジメント学部に編入した。このような考えに至ったのは、主に次のような目的による。

我が国バングラデシュ人民共和国は、現在経済発展途上にあり、まだまだインフラ整備が重要な課題である。私は、我が国のインフラ整備について、自国技術者および技術経営者の不足など危機感を持っている。将来、私は自分の建設会社を設立することを目指したいと考えており、最高経営責任者となるための知識を身につけるだけでなく、帰国後は指導者としてバングラデシュ人技術者と経営者の育成に努め、我が国と日本との懸け橋となりながら、自国の技術力とともに経済力を高める事を視野に入れて勉強を続けたいと思っている。それは、現在外国の企業や技術援助で行われている多くのインフラ整備を、将来自国の技術者と経営者自らが主導的に行えるようになることを視野に入れて、勉強を続けたいと思ったからである。そのためには、大学を卒業後、大学院に進み、豊かな技術やサービスに自信を持っている日本で数年間働きながら最高経営責任者となるための知識を習得するだけでなく、指導者として後進の育成に携われるよう、学んだ理論や自然環境と共生するという考え方を自分なりに深めていきたいと思っている。

最後に、私は現在早稲田大学大学院に進学できるように一生懸命頑張って準備をしており、これからも日本で留学の経験をまとめながらいろいろなことを実際的にやっていきたい。勉強だけではなく交流活動、地域交流という様々な課外活動に積極的に取り組み、教科書を読むだけでは得られない能力、物の捉え方を手に入れたいと考えている。そういうことでこれからも一歩一歩前に進むように頑張っていきたいと思う。以上のような私の思いが実現できたら幸せである。

 
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