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私の日本での留学
モンゴル出身/2019年4月来日
筑波大学 理工学群 社会工学部 3年在学中
趣味: 新しいことにチャレンジすること
将来の夢:生き生きしたまちをつくる。まちづくりに関わる仕事につくこと。
研究テーマ:幹線道路におけるwalkability 評価に関する研究
 
 

日本での留学は、私の人生において最も魅力的で素晴らしい経験の一つでした。新しい文化と習慣に触れることで、成長の機会が与えられ、自己の理解を深めることができました。日本に来てもう4年が経ちます。また、一人暮らしを始めても4年間が経ちました。この4年間は、私の人生における最も魅力的で素晴らしい経験の一つでした。

2019 年の春に日本に到着し、そこから1年間、東京で日本語学校に通いました。日本語学校では様々な国から来た人々と出会い、自分の世界が一気に広がったように感じました。最初の数週間は、文化の衝撃に包まれていました。新しい言語、異なる社会のルール、そして日本特有の習慣に戸惑いながらも、それらに対する興味と好奇心が私を支えました。日本語の学習は、留学の中で最も大きな挑戦でした。最初はお店に入っても、注文する際にはメニューを指差して「これ」としか言えないこともありました。しかし、教室での学習だけでなく、日常生活での実践を重ねることで、少しずつ言葉を話す自信をつけることができるようになりました。そして、日本語学校に通って10か月が過ぎた時には、日本に来たばかりの友達と会ってお店に入りました。注文した後には、友達は「すごいですねー! 私もあなたみたいにお店で注文をすらすらできるようになりたいな」と言いました。自分の気づかないうちに自分が成長していたなと気づいてすごくうれしかったです。

日本語学校を卒業して、群馬高専の環境都市工学科の3年から編入学しました。新しい環境で新しい出会いと困難が私を待っていました。高専に入学した年には新型コロナが流行し、楽しい高専生活は一人ぼっちの生活に変わりました。秋までは、オンライン授業で、寮と学校は立入禁止となりました。この間は、一番苦労したのは一人でいることでした。最初は、非常に悲しく感じていたが、少しずつ自分といることに慣れて、今は自分だけといる一人の時間を作るようになりました。一人でいる時間は、自分の感じていることと考えなどが整理してできて、自分の中の平和を見つける貴重な時間ということが分かりました。そして、秋になり、教室での授業が始まり、ようやくクラスメートと顔合わせができました。クラスではちさきという女の子と仲良くなり、楽しい高専生活を送りました。3年間の高専での思い出を振り返るとオンライン授業の時の一人の暮らしが一番苦労したなと思います。

高専を卒業した後、筑波大学にまた3年から編入しました。筑波大学に入学して今はちょうど3か月になります。たった3か月ですが、また、タイムマネジメントとバイトと学習のバランスなどの新しいチャレンジに向かい、毎日少しずつ自分が成長していることを感じています。毎朝、今日はどのような新しいことがあるかなとわくわくしながら家を出ています。

日本での留学は、私にとって成長と自己発見の旅でした。新しい環境での困難に立ち向かうことで、自己の強みと弱点を理解し、成長することができました。留学中に直面した困難や障壁を乗り越える経験は、自己の成長にとって貴重なものでした。4年間の留学生活は、濃密な体験と思い出でいっぱいでした。日本の美しい風景や伝統文化に触れることで、自分のルーツやアイデンティティを見つめ直す機会も得られました。また、日本人の友人たちとの交流を通じて、異文化理解を深めることができました。これからも日本での留学生活を大切にし、新たな挑戦に向かって自己成長を続けていきたいと思います。日本の文化や言語、人々との交流を通じて、さらなる知識や理解を得ることを目指し、これからも魅力的な経験を重ねていきたいと心から願っています。

 
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