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奨学生エッセイ
 
 
 
私が感じた日本の文化
韓国出身。2003年来日。
金沢大学を経て、筑波大学大学院数理物質科学研究科数学専攻修士課程2年在学中。
研究テーマは、「ある簡約可能な概均質ベクトル空間の分類」。
趣味は、スポーツ、カラオケなど。
将来の夢は、大学の教授。
 
 

私が初めて日本に留学しようと決めたのは高校3年生のときでした。幼いごろから数学が好きで大学で数学を勉強しようと思っていましたが、母国ではなく他国で数学を勉強したかったです。そのとき日韓共同理工系奨学生というプログラムがあってその奨学生を募集することを知り、それに志望しました。その結果、運よく合格し、5年半前に来日することが出来ました。

日本に来て5年半、私はさまざまな経験をしながら生活をしました。ほんの小さなものに過ぎないですが、生活をしながら日本の文化について感じたことがあります。今回は自分が感じた日本の文化について述べたいと思います。

まず、始めて日本に来たに驚いたのはラーメン屋さんでした。町に出ると横断歩道を渡るたびに現れるラーメン屋さんの数でまず驚き、ラーメンは各地方にしか作れない地方特産ラーメンがあると聞いてまた驚きました。韓国でもラーメンの種類は多いですが、それはだいたいインスタントラーメンで、日本みたいに各地方にしかないラーメンはないからです。また夏になると、冷やし中華などが出ますが、これも韓国の冷麺とは違う味でおいしかったです。

第二に、飲料の種類の多さに驚きました。コンビニに入って飲料の種類が多くて昔は何を買おうか迷ったこともありました。韓国は会社名だけ違ってビールは一種類しかないことに対し、日本は生ビール、発泡酒と最近はノンアルコールビールなど種類が多いです。また、種類だけではなく、様々な会社からいろんなタイプのビールが出て、さまざまなビールを味わうことができました。

第三に、食事をするとき感じた日本文化に驚きました。日本はご飯を食べるとき箸だけを使用して汁も飲みますが、韓国では汁を飲むとき、スプーンを使用します。そのため日本にきてしばらくの時は食事をするとき、少し不便だったのでしたが、今は慣れています。また、韓国ではご飯を食べるとき茶碗を持たずに食べますが、日本は逆で茶碗を持って食べます。そして、韓国では汁類を飲むときは音を出さないで飲むのが礼儀ですが、日本はラーメンを食べるときだけ音を出して食べますのでそれも違うと感じました。

第四に、日本の文化を表す代表的なものであるお祭りについて感じたことを述べます。私も何度かお祭りを観に行ったことがありますが、地方によってお祭りの特色も全部違って、屋台などでの賑やかさを感じましてとても楽しかったです。また、お祭りといえば花火を除くことはできないですが、花火の技術の素晴らしいさに感動しました。

最後に、時間に関して書きますと、日本の人たちは時間の守りが徹底的とも言えるくらいよく守ります。一見当たり前のように見えますが、韓国では約束時間より30分くらいは遅くなるのが普通だったのです。それは目上の人と会う約束をしたときに目上の人が自分の忙しさを表すために使うときが多かったからです。今は、このようなことは段々無くなりつつありますが、日本の文化的マナーを学ぶべきだと思います。

以上、私が感じた日本の文化について述べましたが、これで日本の文化が全部説明できたとは思いません。知らないこともたくさんありますし、私が勘違いしていることもあると思います。しかし、それらはこれからもいろんなものを見たり、経験したりして今よりも日本の文化を少しでも多く知りたいです。

 
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