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日本への留学と日本の友達
中国出身。2006年来日。
九州大学大学院医学系学府医学専攻博士課程3年在学中。
趣味は、園芸、読書、中華料理。
研究テーマ:子宮内膜癌におけるHER2遺伝子の機能について/ダイオキシン類胎盤毒性に関連する研究
 
 

私は2006年6月、中国の大連医科大学を卒業しました。同年日本へ留学しました。その理由は日本の先進的な医学技術を学び、将来帰国して、中国の医学領域の仕事に就き、日本で学んだ技術を活かして中国の現代化に貢献したいと考えたからです。日中両国の科学技術の交流を深める橋の役割を担える研究者になりたいと考えております。

日本へ来て、日本語学校で一年間言語を勉強しました。その後、九州大学に入学しました。産婦人科の研究生になって、当初、教授との話し合いで不妊症について専門の言葉は難しいので、周産期の中国の先輩と一緒に勉強した方がいいと言われました。だんだん日本語が上達したら、不妊症について研究していけるだろう、とのことでした。それから1年間で周産期を勉強しました。

2008年4月、九州大学医学系学府博士課程に入学し、産婦人科医の内分泌生理学について勉強しています。女性ホルモンが関与する様々な疾患の検討を行うと共に、各疾患の発生機序を分子生物学の手法を用いて遺伝子を調べて解析し、いろいろな実験をやります。最初は簡単な実験でもすごく苦労して、講義もなかなかわかりませんでした。幸いなことに、同じ研究室の人たちはとてもやさしい熱心な人たちです。いろいろなことを手伝ってくれました。実験の方法やレポートや講義などに慣れるようになってきました。今でも実験で忙しくても、友達と励まし合いながら、ものをつくる楽しさを実感することができ、いい経験になりました。先輩と意見を交換し、時には抗論しながら進めるのは難しい面もありますが、人間的に成長できたと思います。

異国での生活は難しかったです。ずっとアルバイトをして、だんだん忍耐力と親和力が上昇して、いい経験のチャンスがあります。たくさん友達ができて、友達と励まし合いながら好きな学習ができて素晴らしいことだと思っています。これからも目標を持って夢に向かって進んでいきたいと思っています。

去年から友達が紹介してくれた中国語の教師の仕事をはじめました。週一回、日本人との交流チャンスがあって、日本人の生活を良く了解しました。わたしの一人の生徒は55歳の日本の女性。九州大学で働いていて、週末いつも私を連れて福岡市の映画館とか、美術館とか、音楽会とかに行って、いろいろな日本の文化を教えてくれました。私も中華料理や、中国の歴史や、中国人の生活習慣などをよく説明しました。今年の6月、彼女は私を彼女の家に連れて行きました。家族一緒に田植えをしました。とてもいい経験ができました。そのあと、彼女の家の温泉に入って、ご飯を食べて、新米をもらいました。最近彼女は中国の手紙の書き方を勉強している、と中国の瀋陽の友達が連絡をくれました。

私は2006年10月に日本に来てもうすぐ4年になります。留学の経験をまとめて、いろいろなことを自分でやっているし、勉強も進んでいるし、それは成長の証です。今の私は九州大学にいて毎日新しい挑戦をしながら楽しく生活しています。毎日少しずつ進んできて、早めに夢を実現し、社会に役立つ人物になるため勉強と研究を頑張りたいと思っています。

 
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