これを読んで、そのときの自分に、感心した。
過去の自分を整理し、きちんと前向きの気持ちで、前に進もうとしていたそのときの自分、自分の気持ちを思い出した。
日本に来ることは、中学校からの夢であった。日本に来られること自体は、私の一つ大きな夢が叶ったということになる。もちろん、つらいときには、もし高校卒業後、私は中国で大学に進んだら、日本に来なかったら、今はどんな生活を送っているのだろう、どんな人と出会って、どんなことをしているのだとう、と夜中に近所の公園で一人で泣いて考えたこともある。しかし、日本でどんなつらいことにあっても、私は後悔しない。自分の選んだ道を歩んでいくことは、とても幸せだと思う。
つらいことでも、流した涙でも、いつかこういうふうに笑って語ることができる。楽しいことだけではなく、流した涙も、留学の一部分、自分の選んだ道の風景だからである。
この気持ちが思い出されて、今の私にもまた勇気付けられた。そのときの自分より、どれだけ成長しているかわからないが、そのときの自分に負けずに、将来の悩みなんか越えてみせるのではないだろうか。 |