アフリカ大陸は石油や鉱産物資源などを豊富に産す。人々の生活を改善するために持続的な経済成長が必要である。図1を見てみると、アフリカのさまざまな国の平均成長率が5%以上になっている。今の成長が進むと、極貧がおさまる。今はまだ経済成長はアフリカの貧しい人々の生活にまでは反映していない。
アフリカは石油と鉱産物資源の産業に新規投資があるため経済成長している。経済成長を持続して進め、そしてアフリカの貧しい人々に経済成長の恩恵を受けさせるため、産業構造の転換、社会改革や経済改革などが大切である。
私にとって、いま貧しい国に当てられたUN(国連)のMDGs政策※は必要でないと思う。この14年間でアフリカの国々は政策目的であるこのMDGsの成功のために動いてきた。そのMDGsの内容を見てみると8個の目的がある。母性保健、年少者死亡や極貧などが書かれている。
しかし、全部を一度に改善するのは不可能であり、一番優先するべきは学校教育だと私は考えている。よい教育があると母性保健、年少者死亡や極貧などがおさまり、経済も成功につながる。
出典:http://africaprogresspanel.org/homepage/
現在UN やアフリカ政府が母性保健などに使用しているお金の大半を大学や専門学校の教育への投資に使用してほしい。なぜなら国が成功するには人的資源が大切だからだ。人的資源があれば経済成長を持続でき、アフリカの貧しい人々も減らせると私は考えている。
※ MDGs:ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals)は、開発分野における国際社会共通の目標。2000年9月にニューヨークで開催された国連ミレニアム・サミットで採択された国連ミレニアム宣言を基にまとめられた。MDGsは、極度の貧困と飢餓の撲滅など、2015年までに達成すべき8 つの目標を掲げている。 |