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奨学生エッセイ
 
 
 
韓国出身/ 2010 年11月来日
筑波大学大学院 生命環境科学研究科バイオマテリアル専攻 博士課程2 年在学中
趣味:サッカー
将来の夢:今の目標は学者を目指し、最後に木について自分だけの結論を出して残したい。
       それができるように森林が豊かなスウェーデンやブラジルなど自分の目で見て研究したい。
       まず、その一歩が日本。
研究テーマ:ポリエチレングリコールによるリグニン誘導体の反応メカニズム
 
 

この文章を書くきっかけになったのは、この間、近所のショッピングモールに行った時、最近興味が出てきたプラモデルを見に行った店で、私以外のお客さんと店員さんがみんな見た目がオタクだった。オタクはいわゆるギャルやロリータなどのように独特なファションがあるようだ。ここで私は違和感を覚えた。そこで、私は真剣に考えてみた。その理由はなぜなのか!“ 現象には必ず理由がある”という、殺人事件の謎を解く、あるドラマの名ゼリフを言う日本の学者がいるが、その学者を目指している私が、まさか理由がないただの偏見を持っているのではないかと思った。そして、恥ずかしながらオタクというものについて調べ始めた。

オタクを簡単に説明すると、一つの分野に心酔し、その分野について専門的な知識を持った人を意味するが、このエッセイではアニメ、漫画など2Dの世界に憧れがあるオタクを意味する。その自分が好きなアニメ、漫画の話だけを話題にし、話し方もインターネット用語を現実世界でも使う。アニメや漫画に興味がない人にはその人たちの話を理解できない。さらに、社会性が弱い人の比率が高いため、自信がないように見えて無視される傾向が高くなりやすい。

なぜ彼らは現実ではない2Dのものだけに興味があるのだろうかと思ってしまうことは当然かもしれない。私が違和感を覚えた理由は、初めて日本に来て秋葉原に行った時、家電量販店のゲームのワイファイエリアでゲームに熱中した人たちや、コスプレをした太めな人たちの光景を見た瞬間、カルチャーショックを受けたのが今でも忘れられず、その記憶が甦ったからかもしれない。

しかし、オタクは独特な文化を作り、その文化は巨大マーケットも形成するほどのコンテンツ消費力もある。さらに、アニメや漫画は世界の人々に日本を初めて知る機会になり、その影響で日本を訪問する外国人もいる。私が毎週視聴している「Youは何しに日本へ」という番組では、来日または日本に住んでいる外国人のインタビューやその人に密着して日本で何をするのかを放送している。そこにもこのオタク文化に興味があり、自分もその文化を経験しに来た外国人が少なくない。今やオタク文化は日本の巨大市場を形成しており、更に海外の若者にも大きな影響を与えているオタクは、見た目はとても独特だが、その内に秘めたものを侮ってはならない。

しかし、今年、幼児監禁件が何件かあったが、その内、2件の犯人の部屋にはアニメの美少女キャラクターのグッズがあったり、ポスターが多く貼ってあり、毎日美少女のアニメを見続けていたようだ。子供は無事に親たちの元に戻ったが、その事件のせいでオタクは自分より弱い子供たちに手を出す危険因子と思われる風潮になり、今より偏見が酷くなる可能性が高くなっていく。そこで、彼らもこんな状況を理解し、こんな事件がもう起こらないようにサイバー世界から少しでも頑張って外にでる能力も必要だと思う。

 
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