1年以上住んでみて、日本に対する見方がずいぶん変わりました。日本に来た当初は、以前日本に住んでいた先輩から、ストレスの多い仕事文化や、日本人は外国人に好意的ではないなど、日本に対してネガティブなイメージを持っていました。しかし、日本での生活を経験してみて、実際は逆だと感じています。仕事の文化については、私自身が経験したわけではないのでよくわかりませんが、ここでできた現地の友人からはポジティブなフィードバックをもらっています。また、多くのフレンドリーな日本人に出会いました。彼らの異文化や伝統に対する知識欲は、とても心地よいものです。彼らはいつも喜んで仙台のいろいろな場所を案内してくれるし、たとえそこがかなり離れた不便な場所にあったとしても、長距離を運転してまで案内してくれました。ほとんどの場合、彼らは私たちと会話を弾ませ、いつも熱心に私たちの国の話を聞いてくれました。また、彼らは私たちに日本語を教えることをためらわないですし、私たちが会話で間違いをするにもかかわらず、いつも励ましてくれます。実際に家に招かれ、おいしい手料理をごちそうになることもしばしばありました。滞在中には本当にたくさんの素晴らしいことがあり、彼らのホスピタリティと優しさに心が温まります。
視点が変わっただけでなく、ここにいるときが人間として一番成長できたと感じています。日本人は常に新しいことを学ぶことに前向きなので、私のことをもっと知り、理解しようとしてくれる人たちがいることを知り、自分自身や自分の国について自信を持つことができました。また、日本人の友人が現地の人や外国人にどのように接しているかを見ているうちに、人に対してもっともてなし、思いやりを持つようになりました。ホスピタリティにあふれた文化が、一人ひとりにそれぞれの形で現れている国を見るのは実に興味深いですし、ここに来られたのがより感謝でいっぱいです。私が日本人から学んだもうひとつのことは、デリケートな話題であろうとなかろうと、心を配り、機転を利かせて接することです。日本人の態度は消極的で臆病だと否定的に見る人もいるかもしれないが、私はそのような資質が、実は思いやりと共感力を高めてくれるのだと感じています。日本には、私たちが学び、成長するために提供してくれるものがたくさんあります。私はいつも、自分が出会ったこの選択は決して後悔しないものであり、後世に伝えたいものだと自信を持って友人たちに話しています。
留学を終えたら、日本での選択肢を探したいと思っています。日本に滞在している間に、もっとどんなことに触れられるのか、そしてその中でどんな学びを吸収できるのかを知りたいと思っています。日本がなかったら、これほど多くの素晴らしい人々に出会うことも、前の自分を知ることも、今の自分になることもなかったと思います。日本は、私の目をさまざまな視点に開かせてくれたし、物事をさまざまな角度から見たり、アプローチしたりする機会をたくさん与えてくれました。学んだことをこの社会にどのように還元できるか、また、現地の人たちに私がここにいることのありがたさをどのように知ってもらえるかを考えていきたいと思います。 |