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憧れていた水泳部
メキシコ出身/2018年10月来日
上智大学大学院 地球環境学研究科 修士2年在学中
趣味:水泳、読書、言語の勉強
将来の夢:メキシコと日本の架け橋になりたい。メキシコの大学の教授になりたい。
研究テーマ:陸上風力発電のコーポレートPPA価格の計算方法
 
 

私はスポーツが下手です。私は体があまり強くないし、反応も遅いです。しかし、水泳が少し得意です。5歳の時に、初めての水泳クラスに入って、大好きになりました。高校生の時、水泳部に入っていました。その部活は小規模で、大きな競技会もほとんどありませんでしたが、とても楽しかったです。残念ながら、私は学校から遠くに引っ越したため、練習に定期的に参加するのが難しくなり、半年だけで辞めてしまいました。

高校を卒業して、大学に入りました。通っていた大学は家から近かったですが、プールがなかったため、水泳部もありませんでした。他のスポーツが苦手な私は部活に入ることを諦めました。大学は部活に入る最後のチャンスだと思ってとても悲しかったです。数年後、日本の大学院に入りました。普通はメキシコでは大学院生は部活に参加できないので、日本の大学院でもできないかと思いました。しかし、水泳部の担当にメールを送ってみたら、大学院生も入部できると言ってくれました。

メキシコと日本の部活とは少し違います。例えば、日本の部活では練習の頻度や強度が高く、メンバー同士の絆も深いと感じます。アニメでは、部活がいかに重要で、チームメンバーが家族のようになる様子が描かれています。特にスポーツ系のアニメは、メンバー同士の絆や試合に向けた努力の過程が詳細に描かれており、非常に感動的です。一方、メキシコの部活はもう少しカジュアルで、友達と楽しく過ごす時間が多い印象です。

少し怖かったですが、それでも挑戦してみたいと思って入部しました。1 年間水泳部の一員として活動しました。最初の練習はきつすぎて、死ぬかと思いました。「これムリだ」と思って、何回もやめようと思っていましたが、楽しかったので頑張って続けました。

水泳部で学んだことはたくさんあります。まず、チームの重要性を実感しました。チームの一員として、個人の成績だけでなく、チーム全体の成果にも責任を感じるようになりました。そして、新しい友達ができ、コミュニティの重要性とシナジーを理解しました。私たちは20 人以上の大きなチームで、その中には5 人の外国人がいました。多くの外国人は日本人よりも背が高かったので、最初は皆が私たちを速いと思って期待していました。

しかし、実際にはほとんどの日本人が私たちより相当速かったです。外国人は体格的に優れているかもしれませんが、日本人の仲間たちは訓練に非常に熱心で、そのポテンシャルを最大限に発揮していました。私は自分自身の限界を知り、さらに努力することの重要性を学びました。私自身はチームのトップには及びませんでしたが、日本のチームに参加することでタイムが大幅に改善し、自己ベスト記録を超えることができました。

大学のスポーツチームに対し深く尊敬しています。彼らの献身と規律は、スポーツだけでなく、私の研究や仕事や個人的な生活にも適用したいと思っています。チームの一員としての経験は、私にとって貴重なものであり、今後の人生においても大切にしていきたいと考えています。この経験を通じて、困難に立ち向かう力や仲間との協力の大切さを学びました。今後もこの経験を活かし、様々な場面で努力を続けていきたいと思います。


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