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奨学生エッセイ
2024年度
 
奨学生エッセイ
 
 
 
天と地の差がある社会人生活と大学生活
インドネシア出身/2017年9月来日
岡山大学大学院 社会文化科学研究科卒業
趣味:アート、美術
将来の夢 :社長
現在の職業:専門商社営業
 
 

「日本語は大学生まで使えたらいいな」ということを思い付いて、かつ、コロナ期間中に全然家族に会えなくてとりあえず帰国しましょうと思い、2023年10月、インドネシアに帰国を決断しました。

インドネシアに帰って、現実に向かいながら、私のiPhone SE 2のI Cloud Photosを振り返ると全て大学・大学院までの記憶写真が表示されました。「6年間本当に一瞬だったのだ」、「また日本に戻れるかなぁ」。インドネシアに戻って1週間くらいずっと頭の中に浮かんでいましたが実は辛かったです。岡山大学院でMBAを取得していた間は、世間に対する見方が社会人としての見方に比べて全く違いました。

卒業する前は、世間は無限なチャンスを掴み取る場であると思い込みました。ただ、そのことに対しての思考は相変わらずですが、そのチャンスに伴う責任やコストを計算すべきだと最近気づきました。

大学生や大学院生のときは負った責任が異なるし、時間的余裕が豊富であると思い、嫌いであろうが、好きであろうがことを無限に試せる貴重な機会でして、かつ、双日国際交流財団が金銭的にサポートしてくださるため、背負ったことを軽くなるからこそ気軽に挑戦するようにしました。

インドネシアに日本人の友達を連れて行ったり、1日12時間マーケティング論という科目に注力できたり、ビジネス日本語を徹底的に学習できたり、様々なことを実現できるようになりました。一方、卒業後には、様々な余裕が出始めてきたりしたついでに時間的資産が減ったりすることもあり、日々仕事に熱心に取り組むことが当たり前になることが一番ギャップを感じた瞬間です。でもそれは、私たちが次世代のために空間を残す必要があるからこそ、レベルアップでき、社会人になれるのが、魅力だと感じています。

人生は何事があっても必ず続くものであり、変化であれ、喜びや悲しみであれ、全て経験してきたことは絶対に学びがあり、社会人としての生活に移し、より明るい未来を目指せるようになるための力に変えなければならないのです。経験したことの中に辛さがある限り、喜びもある瞬間も絶対に経験したわけです。今まで関わってきた大学の仲間、教授、奨学生同士、OB・OGの方、特に双日国際交流財団、永遠に感謝しています。

 
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