私は2023 年の9月にドイツから日本に来ました。いろいろな目標がありましたが、このエッセイではその中の一つに焦点を当てたいと思います。「日本の文化はどのようなものですか?ドイツの文化とどのように違うのでしょうか?」そのような質問に答えられるようになりたかったのです。完全な答えを見つけることは不可能だと思いますが、いくつか気づいた点をお伝えしたいと思います。
まず一つ目に、ドイツ料理と日本料理はとても違います。日本料理は、たいてい米とさまざまなおかずで構成されています。例えば、米と肉、魚、みそ汁、カレーなどがあります。それ以外に、そばやうどんもよく食べられます。一方、ドイツ料理には二つのタイプがあります。一日に一度、温かい食事を食べます。温かい食事は、たいていジャガイモと肉、野菜で構成されています。ジャガイモを食べたくない場合は、パスタを使うこともできます。ジャガイモは皮付きでも皮なしでも、茹でたり、焼いたり、揚げたり、つぶしたりできます。もう一つのタイプは冷たい食事で、たいていパンとバター、ジャム、チーズ、ソーセージなどです。
こうした違いも興味深いですが、さらに興味深いのは、食べ物に対する文化の違いです。日本の文化では、食べ物はとても大切なものです。日本人と話すとき、「ドイツ料理はどうですか?何が人気ですか?」と、まず文化の比較
の話をされることがよくあります。日本人は食べ物を味わって楽しみます。一方、ドイツの文化では、食べ物はそれほど大切ではありません。ドイツ人は、たいてい空腹を満たすために食べます。もちろん、良いドイツ料理と良い日本料理のおいしさは同じですが、一般的には日本の普通の料理の方がドイツの普通の料理よりも美味しいと思います。しか
し、日本では美味しいパンやチーズを見つけるのは難しいことです。
次に、コミュニケーションの仕方も大きく異なります。日本人は間接的なコミュニケーションを使います。例えば、私の先生は「この方程式を解いてください」とは言わず、「この方程式の解を知ったほうがいいですね」と言います。ドイツではその逆です。「この方程式の解を知ったほうがいい」と言われたら、「知っておくと便利ですよ」という意味にとらえられ、命令ではありません。この違いは私にとって分かりやすいですが、同時に難しい問題です。日本人は本心をはっきり言わないことが多いので、本心が分かりにくいです。「失礼なことを言ったかな?」とか「それは本気だったのか、それとも建前だったのか?」と考えることがよくあります。
三つ目に、建物にも大きな違いがあります。日本の建物は安価で、部屋が狭いです。壁は薄く、断熱性も弱いです。50 年たった建物は古く、まもなく壊されます。一方、ドイツの建物は高価で、部屋が広いです。壁は厚く、断熱
性が高いです。50 年たっても古いとは思われず、100 年たったものでも、壊されることはあまりありません。古い建物は歴史的価値があるため、保存されています。以前はドイツのやり方の方が良いと思っていましたが、最近考えが変
わってきました。ドイツでは建物が高すぎるし、本当にすべての建物を保存する必要があるのでしょうか?世界は常に
変化しています。古い建物は現代のニーズに合っているのでしょうか?大きすぎたり、小さすぎたりすることはないでしょうか?
つまり、日本の文化とドイツの文化には多くの違いがあります。その違いはとても興味深いです。「日本の文化の方が良いか、ドイツの文化の方が良いか」と問うべきではなく、違いを学び、楽しむことが大切だと思います。
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