私は広島大学大学院の1年生で、シルクロードの交易路で栄えたソグド語を研究しています。歴史と文化が交錯するこの言語に魅了され、日々新しい発見に心を躍らせています。
日本との出会い:初めての驚き 3年前、2022年の10月に交換留学生として立正大学のある熊谷に降り立ったのが、私と日本の初めての出会いでした。ウズベキスタンという、多くの方にとって馴染みの薄い国を代表して日本に来ることは、誇りと少しの切なさを伴う経験でした。日本の皆さんが私の故郷に興味を持ち、目を輝かせて質問してくれるのは本当に嬉しい瞬間です。「ウズベキスタンの文化ってどんな感じ?」「どんな料理を食べるの?」と聞かれるたびに、故郷の魅力を心から伝えようと努めました。ただ、正直に言うと、「ウズベキスタンってどこ?」という質問には何度も答えたので、夢の中でまでその答えを呟いていたこともあります(笑)。
日本に来る前、ウズベク人の多くが抱く日本のイメージは、技術の最先端、地震の多い国、伝統を大切にする人々、そして柔道で世界に名を馳せる国でした。私もそんなイメージを持っていましたが、実際に日本で過ごした時間
は、その想像をはるかに超える驚きと感動に満ちていました。
日本の日常に溶け込む 成田空港に降り立った瞬間、スタッフの温かい笑顔と丁寧な対応に心を奪われました。暑い夏の日、タクシーの運転手さんが白い手袋とスーツで運転する姿に驚き、女性専用車両や信号を渡る際にお辞儀する小学生の姿に感動しました。この規律と礼儀正しさは、日本の文化そのものを象徴していると感じます。実は、この「お辞儀」の習慣があまりに印象的で、ウズベキスタンに一時帰国した際、信号を渡りながら無意識にお辞儀してしまい、自分でもびっくり!日本の文化が私の行動に自然と染み込んでいたのです。
日本人との会話からも多くのことを学びました。特に印象的だったのは、どんなに素晴らしい成果を上げていても控えめに振る舞う謙遜さ。私の文化ではあまり見られないこの姿勢に、新鮮な驚きと尊敬を感じました。また、対面ではもちろん、電話でもうなずきながら話を聞いてくれる日本人の習慣は、話す側に安心感を与え、自信を持って話せる素晴らしい体験でした。
日本の魅力にハマる 日本の街を歩くと、スポーツウェアを着た学生たちが元気に走り回る姿が目に入ります。若い人たちのスポーツへの情熱は新鮮で、なんだか心が弾みます!そして、忘れられないのが温泉の体験。最初は「裸で入るなんて…」と恥ずかしさから友達の誘いを断っていましたが、ある日、半ば強引に連れて行かれた温泉でその魅力に目覚めました。温かい湯に浸かり、身体も心も解きほぐされる感覚は、まさに魔法!それ以来、私が友達を「温泉行こうよ!」と誘う側になりました(笑)。
お祭りの賑わいも心に深く刻まれています。夏の暑さの中、着物を着て下駄をカランコロンと鳴らしながらお祭りに参加するのは、まるで過去と現代が交錯する別世界に飛び込んだよう。伝統の美しさと現代のエネルギーが融合したその雰囲気は、言葉では表しきれない特別なものでした。
未来への夢 日本でのこれbらの経験は、私の視野を広げ、心を豊かにしてくれました。将来は博士課程に進み、日本の大学で研究者として活躍することが夢です。ソグド語の研究を通じて、歴史の謎を解き明かし、学生や仲間と共に新しい発見を追い求めたい。日本のアカデミックな環境で、ウズベキスタンの視点と日本の文化を融合させ、輝く未来を切り開いていきたいと思います。
 埼玉県嵐山町の桜
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