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私の研究について
イラン出身/2017年4月来日
東京工業大学 環境・社会理工学院 修士課程3年在学中
趣味:写真撮影、絵画、書道、生け花
将来の夢:母校で大学の教員として生徒たちを教育したい
研究テーマ:ICTの活用に対する学校管理職の態度の変化
 
 

イランから参りましたハサニ・ファテメです。私はイランの首都テヘラン出身です。学部時代はイランのカズヴィン・アザド大学でコンピュータ工学を勉強し、卒業論文では「Pragmatic Analyzation of formal specification languages」について研究しました。その後、私は新たな挑戦に挑みたく分野を変更しました。これからは社会と科学のマネジメントを学びたいです。

私は、コンピュータ工学として学問を修め就職もしましたが、開発途上国の発展に貢献できるスキルを身につけたいと思い、東京工業大学に入学しました。私が入学したのは東京工業大学の国際工学科です。本学校の修士課程では、理工学の体系を理解しながらもその枠にとらわれずに、国際社会全体が抱える複合的問題の解決に寄与し、社会で求められる新たな技術・価値・概念の創出に貢献できる能力をもったグローバル理工系人材を養成しようとしています。東京工業大学の国際学科はグローバル社会の複雑な問題を解決できる能力を身につけられる人を育てているから、私は将来国際で活躍できる人物になりたいです。私は東京工業大学で山口・高田研究室にはいりました。山口・高田研究室を選んだ理由の一つとしてICTを用いた国際発展のプロジェクトに関わり教育分野の持続可能な発展に貢献できるからでした。なぜ教育の発展は私にとって重要だったかというと教育レベル向上の経由で社会に最も直感的に深い影響を与えられるからです。

山口・高田研究室は、東京工業大学学術国際情報センターに所属する研究室として、フィールドでの活動を通じて持続可能な開発を目指した活動を行っています。特に現地コミュニティとのパートナーシップとエンパワーメントをもとに実践的な貢献をすることを研究活動における大切なアプローチとしています。最近ではモンゴル、ラオス、サモア、ブータン、フィリピン、カンボジアにて現地政府、研究機関と協働して事業を実施してきています。私の研究室はモンゴルで様々な研究チーム、地方自治体とつながりがあり、私はモンゴルでの教育について研究テーマを選びました。

技術の進歩によって世界は常に変化し続けており、それら変化に対応するため教育の質を向上させる必要があります。現在私はモンゴルの教育の質を高めるために研究チームと協力しています。そして私はそのなかで自身の研究を行いました。教育改革に伴いモンゴル政府は学校現場、特に地方の学校のニーズに応えるための政策を施行してきました。こうした教育政策の中で情報通信技術(ICT)の活用が重要視されて、学校現場ではICTを使った教育が実践されるようになってきました。その中でも教員研修は学校レベルでの実施が中心となり、学校管理職が重要な役割を担っている。そのため、効果的な教員研修を実施するために、学校管理職のICTの活用に対してどのような考えを持っているかを理解することが重要となります。そこで私の研究では学校管理職のICT活用への態度を理解することを目的としています。

私はこの国際的な経験、日本での生活、モンゴルでの研究をすることができてとてもラッキーだと思います。

大学卒業後キャリアアップし、いずれはそれまでに培った知識や経験を基に私の母国で生徒たちを教育したいです。東京工業大学の地球環境共創コースは、包括的に学問を学べ、私のキャリアをさらに上のステージへ押し上げてくれる機会であると信じています。

 
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