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奨学生エッセイ
 
 
 
非常事態の生活について:日本に住んでいるアメリカ人
アメリカ出身/ 2019年9月来日
早稲田大学大学院 アジア太平洋研究科 修士1年在学中
趣味: フィギュアスケート、ゲーム、ディズニー
将来の夢:日本でアメリカの外交官になりたい
研究テーマ:日本の地方自治体とパートナーシップ制度
 
 

私は日本に住んでいるアメリカ人です。去年12月にアメリカで休んだけど、その休みはとても短かったと思いましたので、もっと長く休みが欲しかったです。一方で、1月は日本に帰って、「2020年にはアメリカに帰らない」と思いました。なぜかこの思いがありました。1月に、アメリカに帰れない理由がなかったからです。日本に帰った後すぐ、コロナが来ました。

もちろん、私たちは1月から3月までは、日本とアメリカを心配していませんでした。アメリカによると、コロナは「アジアの問題」であり、日本は「コロナウイルスに対処できる」とのことでした。緊急事態は日本では4月に始まりました。アメリカでは、ニューヨークとか、カリフォルニアとか、ワシントンも封鎖を始めました。5月から色々な場所を封鎖し続けていました。

4月から皆の人生が変わりました。私にとって、この学期は6週間遅れており、1ヶ月間私のアルバイトも停止され、何もできませんでした。イライラしました。コロナウイルスのせいで、楽しい経験が禁止になりました。大学院生の目的は研究ですが、ただ勉強だけでなく、友人と楽しい経験も欲しかったです。

しかし、アメリカに比べると日本は大丈夫そうです。今まで、日本の感染者の累計は5万6千で、アメリカの累計は537万です。アメリカに住んでいる家族や友人がいるから、心配しなければなりません。最近まで、マスクの着用の必要はありませんでした。アメリカは世界中の25% を占めています。もちろん、日本の場合も危ないですが、アメリカに比べて、私は安心しています。

日本に住むアメリカ人として、私は難しい立場にいます。なぜなら日本、特に東京では、COVID-19を心配しなければならないからです。7月から感染者数が増えています。一方、アメリカに対しては、家族と友人のことをいつも心配しています。感染者数が多く、死亡者数も多く、9月に学校が再開された場合を想定すると、限りなく感染者数の増加が見込まれます。コロラド州の人口は日本の人口の4%ですが、死亡者数は同じです。私の家族がコロラド州に住んでいるので、感染者数が多いことが心配です。私もフロリダ州に祖母と叔父がいます。フロリダ州の感染者数は53.3万です。最近は感染者が減っていますが、今でも心配です。

しかし、私はコロナウイルスのせいで私の生活を完全に変えたいとは思いません。安全のために東京でできることをしています。例えば、私はいつもマスクをして、よく手を洗って、必要ない外出はしないようにしています。そうすることで、東京で確認された感染者数がすぐに減ることを期待しています。また、私の家族がアメリカに住んでいるので、私はマスクを着用したり、ソーシャルディスタンシングを保つことの重要性をよく強調して話しています。

この数か月間、私は多くのビデオゲームをプレイしたり、アートを楽しんだり、リモートで私の研究を行っています。夏休みはインタビューをしたり、研究テーマを磨き、本を読んだり、日本のニュース記事を翻訳したりして研究を続けるつもりです。この間、願いが一つあります:日本とアメリカの両方がコロナウイルスの状況を乗り越え、2021年に皆が家族と再会できることを願っています。

 
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