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熊本での学生生活
アフガニスタン出身/2019年4月来日
熊本大学大学院 自然科学教育部 博士3年在学中
趣味:スポーツ
将来の夢:母国の国立大学で教授になりたいです
研究テーマ:非破壊検査および構造ヘルスモニタリング
 
 

私は貧しい国、アフガニスタンからの私費留学生として、多くの経済的困難を経験してきました。経済的困難に対処する準備をしてくれた双日国際交流財団の親切なサポートに感謝します。この援助により、私はアルバイトに割いていた時間を、勉強と研究に充てることができました。

実験作業を無事に完了し、すべての単位を修得することができました。日本の修士課程の学生が私の研究協力者であり、私たちは一緒に実験作業を行いました。日本人学生と一緒に実験をしたり、協力したりするのは素晴らしい経験でした。私たちは、実験の大まかなスケジュールを立ててから完了するまで一緒に研究を行いました。今、私たちは研究記事を書くための分析が忙しいです。

私の研究論文の1つは、一流の国際ジャーナルに掲載されました。もう1つの論文に現在取り組んでおり、まもなく提出できます。また、日本コンクリート協会の九州コンクリート協会から表彰状とエンブレムを授与されました。そのような成果は、元気で一生懸命研究に取り組むモチベーションになっています。

コロナウイルスの発生による異常な状況に加えて、私の状況を詳細に説明したにもかかわらず、大学から授業料が免除されていないと聞き、大変な思いをしました。そのため、熊本市から支援のお金を借りましたが、すぐに返済しなければなりません。

幸いなことに、私の家族の日本のビザ取得申請が受理され、現在、ビザの発行を待っています。彼らがビザを取得してすぐに日本に来ることを願っています。長い間家族に会えないのは、とても寂しいです。また、その感情が私の学業の進歩に、悪い影響を与えることがあります。

熊本にはアフガニスタンの学生の小さなコミュニティがあり、彼らは常に挑戦し、どんな困難にも立ち向かうように互いに励まし合っています。私たちは普段集まって、アイデアを交換します。私たちは合計6人の学生で、2人の学生が9月に卒業し、帰国します。

最近、アフガニスタンから米軍が撤退し、国の安全と精神的安定に影響を与えていると耳にしました。残虐行為が心配です。それでも、母国に戻り、国の開発や発展に力を入れたいと考えています。

私には日本語の先生がいます。熊本のあちこちを回っています。日本人と外国人の交流イベントに参加したことは興味深い経験でした。今月は天草の海に行く予定でしたが、残念ながら研究が忙しくて、参加できなかったことをお詫びしました。

熊本市から最近、予防接種申請書を受け取りました。私の番は9月になるようです。予防接種が進み、家族や友人と交流できることを願っています。それから、日本の文化や習慣についての理解を深めるために、文化交流イベントに参加したいと考えています。

最後に、COVID-19の感染者の早期回復を心からお祈りしております。そして、私たちの近くにいた人々との大切な思い出を心の支えにして、平和で健康な生活を願い、皆で頑張りましょう。

 
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