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奨学生エッセイ
 
 
 
憧れていた留学
中国出身/2019年7月来日
横浜国立大学大学院 理工学府 化学・生命研究科 修士1年在学中
趣味:旅行、映画鑑賞、水泳、料理
将来の夢:自分の役割を果たす
研究テーマ:炭素質コンドライトにおける加熱脱水実験
 
 

私は化学に深い興味を持っており、化学に関する研究を続けたく、よりチャレンジしたいという性格です。日本はアジアで最も強い国として、日本のアニメを見ながら育って、日本の文化が好きで、日本はいい研究雰囲気や教育水準や科学技術を持っていることも知っています。日本へ留学することをずっと憧れていました。

中国で疾病予防管理センター(Centers for Disease Control and Prevention,CDC)で実習生として研究したことがあり、そのきっかけで分析化学に興味が湧き、深く研究したいと思いました。中国は発展中なので、化学の研究は先進国に比べると、中国にはまだ発展すべき面がたくさんあります。分析化学は、化学や生物の幅広い応用に欠かせない学科であり、先進国から先端知識や技術を学ぶ必要があると思っています。平凡な家庭の娘として、夢を追いかけて自分に挑戦したく、家に経済的な圧力を与えたくないので、日本は私の唯一の選択だと思っています。また、日本は比較的安全であり、多様な文化に対する包容性が高いので、家族の方は安心します。

今行っている研究は、物質の組成や変化の解明に関することです。各科学の発展と共に、私が勉強しなければならないものはまだたくさんあり、コンピュータの応用の普及に伴い多くの高密度の分析と計算はすべてコンピュータによって行われています。しかし、人の頭脳と柔軟な考えはプログラムよりもっと貴重な分析手段だと思います。私は既存の知識だけではなく、この分野を広く活用したいと考えています。

日本に来る前に、クラスに留学生もいたし、旅行の時ユースホステルで外国人と知り合いになったことがあるので、異文化の話に極めて興味があります。日本に来てから、日本人とのつきあいは約2年間経ちました。日本人は内向的で礼儀正しいと思います。人に優しいデザインは、日本人が革新的な精神を持っているから生まれます。日本人はマナーがよく、ラッシュアワーの電車のホームでも自分で列に並んでいます。日本人の優しさや包容力もよく感じており、通行人が親切に道案内をしてくれたこともあります。学校の先生たちは院試の時に応援してくれました。研究室の皆さんにはいつもお世話になっています。

周りの日本人だけではなく、様々な国からの友達と話すことができます。他の国のことを聞き、自分の国のことを考え、反省することができます。文化に高低はなく、それぞれの国は平等なのだと思っています。自分の声を外に出したいときには、まず相手の国を尊重し、相手の声を聞くことが大切です。どのような形でコミュニケーションをとるにしても、誠実でなければならないものです。留学生として、国際交流の機会が多く、他国からより良い所を学ぼうと思っています。

将来はできればこの分野でより深く研究したいと思い、働ければどの分野でも自分の役割を果たすことができるようになりたいです。自分の微量の力でも、周りの人達に元気を伝え、よりいい世界を作りたいと思っています。

 
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