ホーム サイトマップ
ホーム 財団案内 財団ニュース 助成案内 よくあるご質問 お問合せ
助成案内
助成事業について
助成実績
助成募集要項
奨学生エッセイ
2022年度
2021年度
2020年度
2019年度
2018年度
2017年度
2016年度
2015年度
2014年度
2013年度
2012年度
2011年度
2010年度
2009年度
2008年度
2007年度
2006年度
 
奨学生エッセイ
 
 
 
最近の私
タイ出身/2013年9月来日
筑波大学 生命環境学科 生物学群 卒業
現職:東京大学大学院 工学系研究科 技術経営戦略学専攻 修士2年
趣味:Netflix、散歩
将来の夢:世界中を旅しながら仕事をする
研究テーマ:エンプロイーエクスペリエンス(従業員体験)に対する、コロナの影響
 

2020年の上旬にSARS-CoV-2というウイルスが初めて発見されて以来、2年間以上経ちました。この新型コロナウイルスがCovid-19といわゆる世界中で感染拡大しているパンデミックになり、多くの人々がパニックで、前のように外の公園でのピクニックもできないし、社会にも大きな変化が起こりました。

当時は丁度、私が退職して一時帰国中でした。2020年2月に帰国し、4月からの大学院進学のために日本に戻る予定が10月に延期されました。しかし、幸運にも1年目は研究生でしたので、進学にはそこまでの影響がなく、2021年度の入学試験に合格しました。大学院に入学した当時、コロナ感染症が1年間ほど経ったにもかかわらず、オリエンテーションや授業が対面ではなく、すべてオンラインになっていました。大学に行く機会が少なかったし、新しい出会いもほぼありませんでした。研究室の歓迎会はおろか飲み会も実施できないため、ラボメンバーと仲良くする機会があまりありませんでした。せっかく退職して進学したのに、毎日は私とパソコンだけで、とても退屈な生活と私は思っていました。しかし、最近は、ついに上述のような生活になれきています。オンラインクラスは、通学時間がなく、30分前に起きても授業に遅刻しません。さらに、日本に入国できない他の留学生も普通に授業に参加できたため、オンラインの利点を感じました。また、すべての時間が自分だけの時間なので、趣味ややってみたいことに使い、一人でも楽しめるようになりました。特に私は料理が好きなので、色んな国の料理を沢山作ってみたし、母国の料理も頻繁に作っています。そうやって、退屈感を感じなくなるし、ホームシックも克服できます。前は暇な時はほぼお出かけでしたが、今はインドアも好きになっており、ゆっくり時間を過ごすことも悪くないという風になりました。(コロナの影響か、年の影響か、両方か、正直私もよく分かりません。。。笑)

ちなみに、授業だけではなく、毎週行われている研究室のラボミーティングもオンラインで実施しています。本研究室は、データ分析がメインの作業のため、自分のパソコンで行え、研究室に行く必要性がほぼありません。確かに研究室に行くともっと効率的かもしれませんが、私は学校から離れている所に住んでいるので、通学時間を考えたら家でやった方が、効率性は変わらないと思うし、楽です。

現在、私は求人サイトの社員による会社評価やレビュー、コメントなどを活用し、エンプロイーエクスペリエンス(従業員体験)に対するコロナの与える影響を分析する研究を行っております。コロナ禍により、従業員が会社に対する認識をどのように変えるかを明らかにしていきたいと考えております。コロナ禍で、人のニューノーマルに適応できる会社及びそうでない会社があります。会社評価を活用して各会社の利点や弱点を分析することができます。本研究では、文書をトピックごとの成分に情報圧縮するモデルあるいは、トピックモデリングを活用し、コロナ前とコロナ後の会社評価の分析を行っております。エンプロイーエクスペリエンスは、従業員の満足度や従業員エンゲージメント、従業員のすべての社内の体験が含まれています。そのため、エンプロイーエクスペリエンスが人事マネジメントにとって非常に重要な点であり、企業の成長に繋がります。企業のマネジメントを支え、もっと効率的になることが私の研究目的です。現在は分析の途中ですが、乞うご期待!

 
| 次のエッセイ
 
ページのトップへ
   
ご利用条件 個人情報保護について Copyright (c) 2003- Sojitz Foundation. All rights reserved.